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佐原ツーリング

久しぶりの日帰りツーリング。目的のメインは伊能忠敬記念館を観て、『千葉の小江戸』『江戸まさり』なんて呼称が与えられるその周辺を歩くこと。いつもは良い景色の中駆しる事を目的にしているので、旅番組宜しい探訪というのは自分の中ではちょっと異質。だけど「気負い無く走る」というスタイルもまた、バイクとのつきあい方のひとつなのです。『「気負い無く走る」ということに徹することに気負ってる感じ』もありますが(笑)

朝8:30に出発。高速道路を使う為か、結構ドキドキしながら出ました。まだ通勤時間帯の東関道は流れが速くGBではやっぱり怖いです。そもそも100km/h出すと風圧でチークパットが押しつけられ 80km/hに落とすとメットが重くなる感覚を覚えます。下道では気にも留めなかった高速道路の恐怖感と同時に「やっぱりGBでの高速性能って厳しいなぁ」という個体特性を再確認。常にリラックスを言い聞かせている筈なのに強張る身体のあちこちを意識し、約1時間走ったところで酒々井PAにピットイン。そんなんだからこの休憩さえ大事なイベントになっちゃいます。まあ楽しんでいるってことです。

20分の休憩後走り出すとその辺からは交通量もその質もゆったりしたものに変わるようで、同じようにスピードを上げて走ってもさっき程怖くありません。本来高速道路の方が安全とはよく言われる事ですが、私もそう思います。というか殺伐とした雰囲気ってのはあるもので、安全に走れるライダーというのはそういう状況を知りそれに合わせた駆しりが出来る人なんですよね。それを解っているから上総ライダーの私はなかなか他県へ飛び出せないんですよねぇ。都心の高速道路は怖すぎる。

佐原香取インターを降りて無事高速走行を終了。6000回転巡航の世界を経て下道に入るとエンジンが軽く回る感じがします。今はGBのエンジンにとって一番良い季節なんですねぇ。程なく町のメインストリートに入ります。有料駐車場が有りますがパス、そこを過ぎてひとつ中に入ったところに記念館とその駐車場があります。そこを利用すると無料なんで、停めておいて歩き回ることが出来ます。



記念館の拝観料は500円。この金額はワンフロアの展示内容からするとちょっと寂しいかな。満足を覚えるかどうかはこういった博物館・美術館へ対する個人の認識度や咀嚼術によるんではないかと。忠敬の偉業・功績については他に譲るとしましても、町の人にとって誇りであり観光の財産との認識があるのであればこれでよし、なんでしょうか? 
私は「なればこそもうちょっと・・・」と欲を思わざるをえないのですけど、もともと縁のある良い物は国とか余所にもっていかれちゃってるんですもんねぇ。



この町のメインストリート僅か数百メートーですが、歩くと楽しめますよ。最近じゃあ誰もがやるように予めネットで調べて行ったんですが、同じ商売人として変な所も見てとれます。インターネットが普及しだして間もなく気合いをいれて作ったであろうお店のweb siteは放置されてて今や昔とかね。佐原は合併によって香取に組み込まれたから時間の流れや誇りの揺らぎみたいなものが見て取れたりね。まあでも、町の古き良きを今に残しているのは余所者ながら同じ日本人 嬉しいものです。おみやげにお団子買いました。写真は忠敬の旧邸宅。



折角ですから町並みを愛車と共に納めておきたいと、駐車場から押していきました。クオーターだと全然苦になりません。道交上はエンジン駆けて走っても構わない所なんですけど、他の人の迷惑になりかねないので。



とある一軒で昼食に頂いたミニ天丼セット850円。



そのお店のディスプレイ。伊万里の地図徳利がこの町ならではで良いですね。通りには骨董屋さんもあって、印判なんかはなかなか面白い物が安く並んでました。特別凄いものではありませんが、この町が消費財の市場として賑わったということがよく分かります。

さて、ご飯食べて町をブラブラして。今日メインに据えた行為は満足のままに終了してしまいました。ここからは駆しるしかないわけですが、せっかくここまで来たのだからと霞ヶ浦を走ろうとR51を北上します。西浦・北浦を8の字に回って鹿島灘を横目に走ろうかと思ったんですが、この辺の道は完全に産業道路ですね。交通量は多い流れは速い空気は悪い景色はあったもんじゃない。霞ヶ浦は、何度も車で通って分かり切っちゃあいましたが、バイクになったからって横を走って楽しいのはほんの数分。ポイントも選ぶんでしょうが流石に時間が足りません。



一応霞ヶ浦で写真も撮ったことで満足し引き返します。といっても高速はもうお腹いっぱい、下道で楽しめるルートも千葉に帰って九十九里から南、夷隅の山からだよなぁっていうかそこしか道ないという感じで走り出します。つくづく楽しめる道がないなぁと思いながらやっつけ仕事みたいな走行になっちゃいました。でも、約一年前GBで初めてのツーリングで来た銚子大橋に差し掛かると、得も言われぬ満足感が胸に沸いてきました。こうしてリターンして1年、同じ愛車で変わらぬ気持ちでライダーやってる自分。バイク乗りっていう自分に帰ってきて、本当に良かったってことですねぇ。

銚子の街中を過ぎて飯岡灯台で休憩。屏風ヶ浦周辺は必然的にちょっとしたアップダウンがあって、スロットルワークやギアチェンジが忙しくなります。やっとバイクらしいライディングを実感して、GBのレスポンスも感じ取ります。去年この辺を駆しった時に二次エアの吸い込みを感じたんですが、今回は先日メンテナンスした甲斐あって皆無です。

飯岡を出る時は午後3:00。ちょっと時間が押してます。本当に楽しめるルートは夷隅や勝浦から山へのショートカット。望んでいるのもまたそこです。しかし足りない時間、何より自分の身体の疲労を考えると無駄に距離は走れません。かと言って東金有料使って高速で帰還というのも疲れそう。既に一日の稼働限界越えてるんだよ ということで長生まで行って茂原へショートカット。5:20無事到着。走行距離290kmでした。

目的地を遠くに置いちゃうと行き帰りでツライのが房総ライダーの泣き所なんですよね。テキトーに駆しる分には近場にそこそこのルートはあるのに。その辺分かってるつもりでいるんですけど、久々のツーリングってことで欲張り過ぎちゃいました。まあ、平素から 日常の駆しりを大事にしろってことですね。



お土産で買った団子。草とみたらし各100円。アドマチック天国で紹介された店らしく活気がありました。お腹に余裕があったらその場で食べたんですけどね。

コメント一覧

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まあ骨董もですけど、趣味の世界は分かる人にしか分からないものですから(笑 バイクを引き合いに出せば、解せないなりにいろ~んな人がいるのが分かるのではないでしょうか。

美味い物食べるために走る人って端で見てても素晴らしいです。私は小食なので、バイクに乗るときはこのらいのボリュームが丁度良いですね。必然天ざるとかあると嬉しいです。ただ、ここではそば湯が無かったんですよね(頼めば頂けたのかもしれませんが)。

首都高怖いですよね。以前はそこを通らないと行けないという思いで当たり前に走ってたわけですが・・・リターンして慎重になった今は本気で気が進みません。

今はドライバーも、昔みたいに拙い乍らも運転や車に一過言あるオーナーばかりではなくなったと思うので 普通に道路事情がデンジャラスになったんじゃないかと思っています。無理は禁物ですね。

距離に関しては、しっかり睡眠とってベストな状態なら明け方から走ってもっと伸びそうですけどね。夜道の走行に気が進まないのでなかなか県外に飛び出せません。まあ無理はしないのです(笑
5型
いいですね、日帰りツーリング!
古きを訪ね新しきを知る・・(ココで使っていいのか?)
骨董品には疎いのですが、大阪で福ちゃんの大きいモノは高価だったのを覚えています。
(その程度の知識ですみません)

ざるそばと天丼が美味しそう。
写真を見てるとヨダレがでますね(笑。
揚げたての天ぷらをめんつゆに漬けて食べる天ざるも大好きです。

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高速道路といえばボクは首都高を用賀から有明まで行く予定でしたが、恐怖のため渋谷で降りました。
道幅が狭く80km~で外車やダンプが側をガンガン飛ばして走るのはコワ~・・・・!!

10年位前SR400で瀬田から第三京浜に乗り新横浜まで走ったときより狭い首都高速は恐怖でした。

一日走行距離290km・・スゴイ!

先週日曜日ボクは川崎から246→環七→草加(お見舞い)の往復で走行距離100kmでバテました。汗汗汗疲労・・・・
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