Truth About Nursing(看護についての真実)

2012-09-04 21:44:36 | 看護/医療全般
  暑さが続くが、早朝のウォーキング時は、しのぎやすくなった。今月下旬から大学の後期授業が始まり、フリーの通訳の仕事も繁忙期に入る。先週、保健師(Public Health Nurse)、公衆衛生看護(Public Health Nursing)関連の会議の仕事をした。現場での裁量判断が大きい地域レベルでの看護、保健活動を取り上げた会議だった。同通だったので、大東文化大学大学院の通訳の学生らが見学した。

 以前から、ブログに載せようと思っていたもの:アメリカの看護のNPOである、Truth About Nursingである。http://www.truthaboutnursing.org/faq/nf/

 2006年だったと思うが、アメリカの看護団体の視察に同行したときに行った組織の1つにThe Center for Nursing Advocacyというのがあった。メディアでの看護とナースの取り上げられ方に対して、是正を求める運動をしていた団体だ。代表の一人がSandy Summersさんで、細い華奢な感じがするのだが、非常に熱の入った説明をしてくれた。以前このブログでも触れたことがあるが、テレビ番組、コマーシャル、雑誌などの広告など、看護とナースの描かれ方を調査し、社会での評価をゆがめるものには、抗議し、回答を求め、インターネットを通じて全米のナースに呼びかけ、是正への動きを作っていっていた。もともと、ジョーンズホプキンス大学の看護の大学院生が集まって作った団体だった。話を聞いたのは大学の教室だったのだが、そのときに、大学院の教授が同席をしており、「こういう活動を大学院での研究の単位として認めるべきだ」と話していたのを記憶している。この先生は男性で、ジャーナリストであったのが、看護に転向し、アメリカの司法看護学(Horensic Nursing)の学会長をしていると言っていた。そんな話をしていると、教室の前をナップサックを肩にかけて運動靴で、足首のしまったトレーニングウェアのようなものを着て、軽やかに歩いていく男性がいたのでびっくりして見ていると、その教授が紹介してくれた。「うちのfaculty(教員)で、フライトナース(flight nurse)だ。今から現場に行くところだ」。Cool!! という表現がつい、口をついて出てきたが、とにかく、いかしていて、格好良かった。

 ちょっと話はそれたが、そのThe Center for Nursing Advocacyは、看護と政治でアメリカの論客のDiana Masonの著書、Policy Politicsに、メディアでのナースの描かれ方を変えるという題(Changing Poor Portrayals of Nurses in the Media: The Center for Nursing Advocacy)でもとり上げられている。だた、この団体が、解散したので、どうなったか、心配していた。というより、この団体のホームページに、看護について、社会で、そして医療の中でどのような言葉や表現が適切か、丁寧に説明されているページがあったので、それがなくなってしまうのが惜しくって、探していた。

 Summersさんの活動は、現在、Truth About Nursingとして続けられ、私が惜しいと思っていたウェブページもそのまま残されている。Nurse-friendly language(ナースに配慮した言葉)の部分を見てほしい。(翻訳ソフトの変な日本語が自動的に出てくるかもしれないので注意)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 聖書に出てくる助産師のシラ... | トップ | Multidisciplinary と Inte... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

看護/医療全般」カテゴリの最新記事