This is Nursing

2012-10-07 00:05:41 | 看護/医療全般
  表題は、英国看護協会(RCN:Royal College of Nursing)(「王立看護大学」という訳ではないので注意すること。collegeには、団体や教会、学会という意味があり、英国、英領系では、専門職能団体の名称に使われている)が作ったビデオクリップである。
 
 訳は「これこそ看護だ」

 YouTubeからアクセスできる。↓
http://www.youtube.com/watch?v=URlKV0ewrhM

 "This is Nursing" イニシアティブは、一般の人々に看護の素晴らしさについて、もっと知ってもらおう、情報を普及させよう、というRCNの企画であり、その一環として、上記のビデオクリップが作られた。

 一般の人々を対象にした調査では、医療についていろいろ問題は指摘されていても、看護、ナースのケアについては、非常に満足感が高い。ケアについての患者満足度の調査は、現在、世界のトレンドで、一国でも、また多国間の共同研究でも、かなりなピッチで行われ、結果がどんどん公表されている。国や文化が違っていても、調査結果で一貫しているのは、ナースのケアについては、患者の満足度は極めて高いということである。

 サービスで顧客の満足度が高いということは、そのサービス全体の質が高いということを意味する。つまり、看護ケアによって、病院のケアの質が上がっているのである。

 看護に対する満足度は高くても、社会全般では、ナースがケア全体の質をけん引しているということは、それほど認知されてはいない。こうしたことは課題であると、国際看護で共通認識されており、現在、会議があるたびに問題にされる。上記のビデオはそういう背景で制作された。

 YouTubeの画像はちょっと見にくい部分もある。でも、ナースのいろいろな側面がスナップショットで映し出されている。

 映像の力は大きい。ただ、コマーシャル制作になるとお金がたくさんかかる。でも、YouTubeだと、そんなにお金はかからない。これを利用しない手はないと先日の看護の国際会議でも、話題になった。
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