アジアの文化

2012-11-27 23:00:00 | 国際会議の通訳
  忙しかった11月ももう終わる。先週はアジアの看護労働を話し合う会議でバンコクに行った。


(写真は、タイ文化の紹介でパーティーのときに披露された踊り。アジアの会議では、民族衣装での歌や踊りなど、文化的な内容が加味される)


 社会での看護のイメージの向上などがテーマとして取り上げられた。かつて関わり始めた最初のころ(2007年ぐらい)のテーマには(毎年いくつかあるのだが)、針刺し事故、そして患者の暴力への対応などがあった。この間、看護のイメージについては、断続的にテーマになっている。看護師不足、離職の防止と定着の促進のため、もちろんこれは、医療の安全と看護が主体となる医療の質の向上のために不可欠なこととしてだ。
 
 看護とナースは一般の人々には、極めて肯定的で良いイメージである。これは、世界各国の調査結果で共通している。善良、正直、ケアリング、ぬくもり、そして人々の味方。
 
 こうした一般の人々の良いイメージについて、それだけで終わらせてしまうのではなく、そこを軸に、もっといろいろやることがあるというのが、ポイントなのだ。つまり、医療の質を支え、社会の幸福に貢献している事実をもっと普及させる。それが、さらに看護への支援を増やし、力強いケアを提供するとともに、男女ともに熱意のある若い人たちを引き付け、仕事に定着させていく。
 
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