井上成美は、大東亜戦争中の、海軍大将です。
この本には、戦前戦後の海軍等のことが、彼を通して書かれています。
この本を読んで、あの時、軍に属している人の中にも、多くの人が、戦争は避けるべきであると考えていたことが、驚きです。
そして、海軍の多くの人が、アメリカやイギリスなどに留学し、見識をもっていたことにも、驚きです。
でも、戦争は、避けられなかった。
今の時代は、当時とは異なりますから、あのような馬鹿なことにはならないと思います。
でも、当時の日本人と、今日の日本人の、違いと共通性については、ちょっと、考えておくべきと、思っています。
私の生まれる前のことではありますが、確実に私の親たちが経験したことなのですから。
あれはいったいなんだったのだろう。
[啼かせてみよう 本歌鳥のコーナー]
「明日は明日の風が吹くというけれど あの時吹いた風はなに」