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迷走する枕茶屋

なかぞらの果て Hollow


まだ何か残っているかもしれない

時折思い出したかのようにそう感じるのだが 

手を突っ込んで引っ掻き回すことすら 億劫に感じる

こんな時には心強いはずの我が創造の無限袋は役に立たず

以前なら何かしら指の間に絡みついて救い上げる事ができたのに

見事なくらいに何も引っかかりが無い

新たな欲が生まれないのは己への関心がなくなったせいか

少しくらい心が突き動かされるものが出てきても良いと思うのだが

強引なくらいの欲動が 色々な意味での証となるはず

しかし 今は一時的に鎮静状態らしい



そのうち  またいつか 底の見えない空洞から湧き上がってくるだろう


行き着く果てにカタチの限りは無いと 今はまだ信じていたい























完全なる我が洞ろなる意思は それに見合う対価は無い

一体何が詰まっていて重たいのか  
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