父の旅立ち

2月2日、

数日前からさらに食べなくなり、痰が詰まったみたいになることも…

そのような連絡があり、入所している特養へ面会に

何か食べる物がないかなあと、小さなプリンやアイスなど買っていきました

最初は、寝てるのか、口を開けず、吹き出したり、スプーンを入れると口を閉じてしまうの繰り返し…

しかし、昼ごはんを2時間かけ、ゆっくりゆっくり、介助にてプリンやおかずを8割がた食べた

急に、しゃべり出し、昔話したり…

いつもより、認知ぽいこと言わないなあと思うほど…

さらに、自分から、この手にワンカップの酒を持たせて、飲みたいって…

弟がたまたま面会に向かってくれてたから、買ってきてもらい…

ちょっとだけふたを開け、持たせたら、自分で頭を持ち上げ、口を開け飲んだ、勢い良すぎて、鼻に入り、痛い！って…

それ見て、みんなで笑ったなあ

伸びてる爪も、切らせてくれた

また来るから、頑張るんよって帰った

2月3日

職場につき、昼休憩に携帯を忘れてきた事に気づく

旦那さんに持ってきてもらいたいが、出勤していた

昼ごはんから帰る頃、たまたま早く帰った旦那さんが携帯が何回もなる事に気付き…

父の急変、呼吸停止の連絡をみて勤務先に届けてくれた

一度は、呼吸も戻った

しかし、私が携帯を手にした時、弟から電話が…

今、旅立った…

たまたま、近くで仕事していた一番下の弟が特養によったら、呼吸が止まってた…そう、昨日、お酒を買って来てくれた弟だ

昨日の様子は、なんだったの？

お寺さんの話しもしていた

この事態を知っていたの？

生まれ育った菩提寺の清瀧寺

幼い頃から、お寺で遊び、お手伝い

祖父も長く長く総代を務め、祖母も長い間、御詠歌の隊長を務め…

老住職がよく、わかってくれていて、若住職に通夜、告別式を快諾していただけた

しかし、日程の調整で5日まで通夜が出来ず

その分、長く父と過ごすことが出来た

たまたま6人兄弟、全て仕事の調整がつく時間、

ずれてたら、かなり遠くに出張に行ってる弟も…

父の姉や妹も連日、来てくれる、兄弟、ワイワイと楽しく思い出話

わがままな父

怖かった父

にくいと思ったこともあった父

寂しがりやな父

自由人な父

しかし、父や母がいたから、

今の自分がある

この儀式

禊の儀の時は、今にも起きて

よう寝たなあって言うほどな顔に変わってきた

仏の顔に近づいていってるようだった

浄厚院慈建道輝居士

父の戒名

恥ずかしがってるかな

立派すぎるがなって

若住職が自ら、御詠歌を初七日の法要で歌ってくださった

あまりにも、普段、されないことだと、伯母は、感極まり嗚咽、泣き出した

大好きな、長男宅で祀っていただいている

あぶたのみっちゃん

弟の嫁

あなたが最後まで、あぶたのみっちゃんがなあってよく話してくれた

そのみっちゃんは、8年6カ月

私達以上に、あなたのお世話をしてくれた

最後の最期のみとりまで…

あなたは幸せものです

あぶたのみっちゃん

あなたには感謝しても仕切れないほどです

嫌な事もあったでしょうに…

なのに、

みっちゃんのご両親と一緒に、これからも祀って頂ける…

本当にありがとうございます

おとん、

ありがとう