少し前までは目覚めた直後が一番気分が良かったのが、ここのところ何と無く軽い怯えに悩まされて気分がいいとは言えない状態が続いていた。これは寒いのでそれが誤信号を引き起こしていると思っていた。しかしもしかしてそれだけではないかもしれない。
ここしばらく睡眠薬がなくても入眠出来るので、飲むのを止めたことを思い出した。レンドルミンは急に飲むのを止めると、不安を引き起こす作用があるとのことだ。もしかすると、一錠を四分の一錠まで減らしていたのだが、それを突然止めたので手足の軽い竦みが生じているのかもしれない。
日中も何と無く調子が悪く、怯えが生じていた。これはそろそろ何かを始めなければという焦りからではないかと推測していたが、昨日確信に変わった。
昨日の午後はパートナーと喫茶店で過ごしていた。相手は最近真面目にリモートで仕事をしだして、そのときもノートで作業をしていた。私はと言えば読書をするため本を持ってきていたのだが、何かからの逃避のためかスマホゲームをやっていた。
そのとき隣の男性が、突然リモート会議をやりだした。決して大声でやっていた訳ではない。逆に気を遣って小声でやっていた。それと同時だった。私の頭の中がザワザワグツグツしだして手足の竦みもひどくなり、とても席に座っていることが出来ずに思わず喫茶店を飛び出した。
「自分だけ仕事をしていない。何も社会に貢献していない。」そういった思いや焦りが心の隅にいつもあったのが、仕事をしている人に囲まれて怯え症状として表面に出てきたに違いない。
私もできるだけ早く仕事を決めて始めなければ。いつまでもこういった身体の不快感に悩まされるのは嫌だ。