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医療費控除について

季節はやっと秋らしくなったばかりですが、これから年末に向けてどんどん忙しくなる前に
医療費控除についてご案内させて頂きたいと思います
ゆとりをもってご準備できますようお役にたてたらうれしいです

さて 医療費控除とは・・・・・

納税者が、自己又は自己と生計を1つにする配偶者やその他の親族の為に
医療費を支払った場合一定の所得控除を受けることができます。
これを医療費控除と言います。
ご存じの方も多いと思いますが、この医療費控除は、
年末調整していただけませんので、ご自身で申告していただかないといけません
年間の支払った医療費が10万円を超える場合はぜひ申請してみて下さい。
ちなみに5年前までさかのぼって申請可能です。

医療費控除の対象になる金額ですが、次の式で計算した金額(最高で200万円)

支払った医療費-生命保険などで受け取った額【注1】=差し引き医療費

(差し引き医療費-10万円)×10%【注2】×90%=戻ってくるお金

注1】所得200万円以上の場合10万円。200万円未満なら所得の5%の額をあてはめる。
注2】税率は所得により異なる。所得が330万円未満なら10%、330万円~900万円未満なら20%、900万円~1800未満なら30%です。

それから、医療費控除の対象となる医療費をざっくりですが書き出しております。
下記を参考にしてみて下さい
なお、ケースバイケースの部分も多く、例えばタクシー代は対象外ですが電車、バスを利用できない場合のみ認められるなど特別な場合もあるので、対象の可否に迷ったら国税庁などにお問合せ下さい。

自由診療による治療費 〇    
 〈不妊治療も対象になります〉          

 
通院のための交通費 〇     

 
妊婦健診 〇 
         
 
鍼灸治療 〇          

人工授精 〇          

生命保険などの診断書 ☓ 

ガソリン代やタクシー代 ☓

定期検診 ☓
 〈再発の可能性が高い病気の治療をおえたあとの検診 〇)

エステティックの施術 ☓

各種予防接種 ☓


最後に、申請までに、家族個々ごとに、医療機関別に領収書を分けて準備しておくといいと思います
領収書・明細書は、紛失しないよう保管しておいて下さいませ
以上、簡単ではございましたが参考にしていただけたら幸いです
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