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遺伝のはなし#20:よくある相談⑦「出生前診断」

みなさま、こんにちは
今回の遺伝のはなしは、最近ニュースでも取り上げられることの多い出生前診断について、みなさまがどのような選択をされているのか、当院での経験の一部をご紹介したいと思います

赤ちゃんに元気に生まれてきてほしい・・・という思いは、これから妊娠される患者さま、妊娠が成立された患者さま、みなさまに共通する願いだと思います。
そのため、「赤ちゃんが元気かどうか心配」「検査で調べたい」という気持ちをもつ方も、少なからずいらっしゃいます。

赤ちゃんの検査には、超音波検査、母体血清マーカー検査、羊水検査、そして新しい出生前診断など、さまざまな種類があります(各検査についてはこれまでの「遺伝のはなし」をご覧ください)。
検査によって、時期や方法、わかること/わからないこと、赤ちゃんへの影響などが異なるため、検査の特徴を理解した上で、お一人お一人に合った方法を選んでいただくことが大切です。

たとえば、赤ちゃんが特定の染色体異常をもつ可能性が一般よりも高くて心配な場合や、確定的な結果を得たい場合などには、羊水検査を選択されることがあります。
一方、検査による赤ちゃんへの影響を心配される場合には、血液検査を選択されることもあります。
検査によっては受けられる人の条件が決まっているものもありますので、ご自身の状況と希望を踏まえてご判断いただく必要があります。
また、検査の結果を知ってどう対応するのか、ということも重要なポイントとなります。
検討した結果、妊婦健診以外の検査は受けないという方もたくさんいらっしゃいます。

遺伝カウンセリングでは、みなさまそれぞれが納得のいく選択ができるよう、個別のご相談をお受けしています。また、栄養・遺伝セミナーでは、各検査の特徴をまとめてご説明しています。
検査について詳しく知りたい、あるいは悩んでいる、という方は、お気軽にスタッフまでお申し出ください

次回の遺伝カウンセリングは10月19日(土) 10時から14時30分の時間帯にご予約を賜っております。
染色体検査の結果、異常を指摘されたけれども、もう少し詳しい話を聞きたい、検査結果に問題はなかったけれども、もう少し解釈を深めたい、などご希望がありましたらご予約ください。

また、10月19日(土)午後15時から栄養・遺伝セミナーを行います。
料金:無料 要予約

遺伝の病気に関する検査でどんなことがわかるのかな?
カウンセリングを受ける前に聞きたいな?
知識として知っておきたいな、など、どなたにでも聞いていただけるセミナーです。
是非、お越しください。
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