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栄養士より#12 土用の丑の日は「うなぎ」?!

梅雨が明け、いよいよ本格的な夏が到来しました。毎日が蒸し暑く体力も消耗しやすいため、夏バテ、熱中症などに気をつけてください。とくに夏の土用の時期は暑さが厳しく、昔から土用餅、土用しじみ、土用卵などといって栄養価の高いものを食べて、夏を乗り切る風習が今も残っています。中でも有名なのは「うなぎ」。夏の土用にうなぎを食べる習慣が一般化したのは幕末頃のようですが、精のつくものとして奈良時代頃から有名だったようで、土用うなぎという風に結びついたのでしょう。

土用の時期は腐敗しやすい 
このように蒸し暑い土用の時期は、食べたものが腐りやすい時期でもあります。
とくに腸内で腐敗しやすい肉、魚、卵などの動物性食品の摂り過ぎには注意しましょう。
「うなぎ」も粗食で栄養不足がちであったであろう昔の人は、日頃めったに食べないうなぎや卵などを栄養補給源として選んで食べていたのでしょうが、今のように飽食、過食で胃腸が栄養過剰状態である現代人は夏の時期に胃腸を休めることがかえって必要です。

そこでヘルシーなうなぎ風かば焼きをご紹介します。
今年の丑の日は7月27日。夏を元気に乗りきりましょう!

「豆腐と山芋のうなぎ風蒲焼き」


材料(4人分量)
水切り豆腐270g、山芋90g、ごぼう20g、小麦粉大さじ1、白練りごま小さじ2、焼き海苔大判1枚、塩小さじ1/2、菜種油適量、調味料(みりん大さじ1、醤油大さじ2、昆布出汁50㏄、葛粉小さじ1)、粉山椒

作り方
1.豆腐を熱湯に入れて沸いたらざるにあげ、重しをして水気を切る。
2.山芋、牛蒡は皮つきのままおろし金ですりおろす。
3.すり鉢に1の豆腐を入れてすり、2の山芋とごぼうのすりおろし、小麦粉、白練りごま、塩を加えてすり混ぜる。
4.海苔1枚に3の生地を広げて平らにのばし、8等分に切る。
5.鰻の蒲焼にみたて包丁で縦横に筋目をつける。
6.170℃に熱した菜種油で揚げる。
7.小鍋にみりん、醤油、昆布出汁を入れて火にかけ水溶き葛粉でとろみをつけて6にからめる。
8.器に盛りつけ粉山椒をふる。
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