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排卵検査薬を使ってタイミング療法をより確実に!

寒い季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
体調はお変わりないでしょうか?
これから、ますます寒くなりますが体調崩さないよう気を付けて下さい。
さて、今日は、排卵日検査薬の使い方について、タイミング療法についてお話させていただこうと思います。
基本的な検査の方法について記載させていただいておりますので、是非参考にしてみて下さい!!

★排卵検査薬(クリアプラン)の使い方について★
1、クリアプランとは?
クリアプランは排卵日を予測することのできる排卵日検査薬です。

2、どのように排卵日を予測できるか?
排卵が近くなると、脳より黄体形成ホルモン(LH)の分泌が開始され、排卵するよう脳に指令をだします。
その指令をキャッチするのが、クリアプランです。

3、クリアプランの使い方
①検査する時間帯は、朝2番目以降の尿で検査して下さい。
(朝1番の尿であると、老廃物などが含まれており、性格な検査ができないことがあるため、朝1番の尿では検査しないで下さい。)
また、毎日同じ時間帯に検査するようにして下さい。

②尿を紙コップに採尿し、袋より検査薬を取出し、尿に、20秒程度浸して下さい。
検査薬の濾紙に尿がしっかり新党したことを確認したら検査薬を紙コップより取出し、キャップをして、3分程度待ちます。

③3分経過すると、水色の線がスティックの矢印の上に浮き出てきます。
浮き出てきたら、排卵が近いかどうかスコアをみて判定していきます。

④判定方法
矢印に近い側のラインがご自身の尿の結果です
矢印より遠い線はコントロールラインで、毎回必ず出ます


陰性(スコア1)
コントロールラインだけ水色の線がでている。 
まだ指令のホルモンは出ていません

陰性(スコア2)
コントロールラインと比較してご自身の尿結果(テストライン)が薄い場合。
まだ指令のホルモンは出ていません

陽性(スコア3)
コントロールラインとテストラインが同じ濃さの場合
「排卵しなさい!」と指令のホルモンが出ています

陽性(スコア4)コントロールラインよりもテストラインが濃い場合
「排卵しなさい!」と指令のホルモンが盛んに出ています

*検査薬が陽性になると、24~36時間以内に排卵があると予測されます。
*ご自宅で検査された結果は医師の判断が必要です。受診日に結果を持参されるか、写真にとって医師の判断を受けて下さい。

★タイミング療法について★
タイミング療法は、排卵日に合わせて夫婦生活を持って頂き妊娠を試みる治療です。
排卵日検査薬を使用し、自分で排卵日をみつけることで受精の機会をつかみやすくなります。
卵巣の超音波検査で卵を育てている卵胞(卵を育てている袋)が大きくなっているか、を確認しながら排卵検査薬を使うと効果的です。
卵の育ち方もひとりひとり個性があります。
月経が始まってから14日目ごろに排卵する人もいれば、15~30日と時間がかかる人もいらっしゃいます。
ある程度卵胞が大きくなったことを診察で確認してから、
または、「このあたりなら、卵胞が大きくなり排卵を起こすホルモンが分泌されそうだな、、」と診察で予測してから使う方が経済的でストレスもすくないかもしれませんね。
だって、排卵までに30日を要する場合、13日目頃から「まだかな、まだかな」と毎日チェックしても陽性になりませんものね☆

排卵検査薬で陽性になれば、2日以内に排卵がおこると言われているので、陽性の当日、または翌日に夫婦生活をもって頂くと排卵の時期に精子が卵管に待っている状態になります。
排卵の時期がすこしズレることもありますので、できれば1~2日あけて夫婦生活を持って頂くとより確実かもしれません。

排卵した卵は1日から1日半生きていて受精の機会を待っています。
精子は3~5日卵管の中で卵に出会うのを待っています。

これらのことをよく知って頂いて、多くの方により自然に近い形で妊娠して頂けるようにスタッフ一同応援しています。
タイミング療法んもこと、人工授精のこと、ステップアップのことなど相談をご希望の方はお気軽に看護師におたづねください。

上記は看護師ミーティングの様子です。
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