低血糖について

低血糖とは、血糖値が極端に低くなってしまうことです。

低血糖はインスリンや内服薬を利用している方に起こり得ます。

薬の効き過ぎや、激しい運動、不規則な食事などが原因となって血糖値が50㎎／dl以下になると冷や汗が出たり、震えたり、めまいを感じたりします。人によっては80㎎／dl位になると異様におなかがすいたり、眠気がしたり、体がだるくなることもあります。

このような症状を放置しておくと意識がもうろうとなりけいれんを起こし、意識不明に陥る場合もあるので大変危険です。

低血糖に対処するには携帯用の砂糖（ペットシュガー）を20グラム程度舐めるのがいいでしょう。ですからインスリンや内服薬を利用中の方はいつも砂糖を持ち歩き、少しでも低血糖症状が出たら砂糖を舐めるようにして下さい。

あめ玉は溶けるのに時間がかかり、また何かの拍子に喉に詰めたりして危険ですので避けた方が良いでしょう。チョコレートにも糖分は含まれていますが、溶けた後に吸収されるまで時間がかかるので好ましくありません。やはり低血糖には砂糖が一番です。

薬でもα-グルコシダーゼ阻害剤を服用している方は、砂糖ではなくブドウ糖を補給しなければなりません。α-グルコシダーゼ阻害剤は砂糖がブドウ糖に変換されるのを遅らせるからです。手近なブドウ糖補給としては缶ジュース（200ml）などが良いでしょう。


やってみよう糖尿病自己チェック
あなたはどの項目に当てはまりますか？

□よくのどが渇き、夜中にでも目が覚めて水を飲むことがある。

□排尿の回数が増え尿量も多い。

□家族や近い親族に糖尿病患者がいる。

□肥満型で特に「ビール腹」だ。

□普通に食事を摂っているのに痩せてくる。

□尿がねばりっこく、よく泡だつ。

□やたらとお腹がすいて、特に甘い物が食べたくなる。

□別に大変な作業をしていないのに体がとてもだるい。

□傷が治りにくく化膿しやすい。おできができやすい。

□足の先がしびれたり、焼けるような痛みを感じる時がある。

□足がつったり、こむら返りをよく起こす。