糖尿病とともに生きる人は、糖尿病の適切な治療を受け、タバコを吸う人は禁煙に取り組むと、糖尿病に関連する心血管疾患のリスクを大幅に減らすことができることが明らかになっている。
一方で、禁煙後に体重が増えるのを気にして、禁煙をためらっている人は多い。
しかし、喫煙を続けていると、とくに内臓脂肪が増えやすくなり、長期的にみるとやはり、禁煙に取り組むことで得られるメリットは大きいことが明らかになった。
禁煙に取り組み、健康的な生活を維持していれば、寿命を最大で7年延長できることも示された。禁煙後に体重をなるべく増やさないようにするコツも紹介されている。
糖尿病の人が禁煙すると心血管疾患のリスクは大幅に減少
糖尿病とともに生きる人は、糖尿病の適切な治療を受け、タバコを吸う人は禁煙に取り組むと、糖尿病に関連する心血管疾患のリスクを大幅に減らすことができることが、スウェーデンのヨーテボリ大学の研究で明らかになっている。
2型糖尿病のある人は、生活改善と禁煙に取り組み、糖尿病の治療を受けることで、心臓病や脳卒中、死亡のリスクの上昇をわずか10%におさえることができることが示された。
しかし、タバコを吸う習慣があり、治療を受けないでいると、心臓病や心不全、脳卒中のリスクは10倍に、早期死亡のリスクは5倍に跳ね上がるという。
喫煙は早死のもっとも重要な危険因子
研究グループは、スウェーデン糖尿病データベースに登録された、約30万人の2型糖尿病患者の1998年~2014年のデータを用い、性別や年齢が一致する最大5倍の一般集団と比較対照した。
「これは間違いなく良いニュースです。糖尿病のある人は、血糖・血圧・血中脂質・腎機能などを適切に管理できていると、心臓病・脳卒中・早死などのリスクを大きく減少できることが分かりました」と、同大学医学研究所のアイディン ローシャニ氏は言う。
「とくに、タバコを吸う習慣のある人は、禁煙をすることが大切です。喫煙は早死のもっとも重要な危険因子であり、血糖値の上昇は心臓病や脳卒中などの危険因子であることが判明しました」としている。
タバコを吸わない健康的な生活スタイルにより
寿命を最大で7年延長できる
タバコを吸う習慣のある人は、禁煙に取り組み、標準的な体重を維持し、アルコールの飲みすぎを減らすことで、寿命を最大で7年延長でき、健康でいられる期間も長くできるという研究が発表されている。
「平均寿命と健康寿命を短縮する3つの大きな要因は、喫煙、肥満、お酒の飲みすぎです。とくに喫煙は、早期死亡と関連していることが示されました」と、ドイツのマックス プランク人口統計研究所のミッコ ミルスキュラ所長は言う。
「タバコを吸わず、食事や運動などの生活スタイルを見直すことで、お金をかけずに、より健康で長生きできるようになります」としている。
研究グループは、米国の全国的な縦断調査である「健康と退職に関する研究」(HRS)に参加した、50歳~89歳の成人1万4,000人以上の1998年~2012年のデータを解析した。
その結果、健康リスクがもっとも低いグループともっとも高いグループのあいだに、平均寿命に大きな差があることが分かった。もっとも長生きするのは、タバコを吸わず、肥満がなく、適度の飲酒をしている男性で、寿命は平均で11年長かった。
「医療の進歩により、平均寿命は延びていますが、いくら寿命が長くなっても、身体的な制限を抱えて生きなければならない期間が長いと、生活の質は低下します。生活スタイルを改善することは、健康寿命の延長につながります」と、ミルスキュラ所長は指摘している。
引用:糖尿病ネットワーク2024年04月08日
一方で、禁煙後に体重が増えるのを気にして、禁煙をためらっている人は多い。
しかし、喫煙を続けていると、とくに内臓脂肪が増えやすくなり、長期的にみるとやはり、禁煙に取り組むことで得られるメリットは大きいことが明らかになった。
禁煙に取り組み、健康的な生活を維持していれば、寿命を最大で7年延長できることも示された。禁煙後に体重をなるべく増やさないようにするコツも紹介されている。
糖尿病の人が禁煙すると心血管疾患のリスクは大幅に減少
糖尿病とともに生きる人は、糖尿病の適切な治療を受け、タバコを吸う人は禁煙に取り組むと、糖尿病に関連する心血管疾患のリスクを大幅に減らすことができることが、スウェーデンのヨーテボリ大学の研究で明らかになっている。
2型糖尿病のある人は、生活改善と禁煙に取り組み、糖尿病の治療を受けることで、心臓病や脳卒中、死亡のリスクの上昇をわずか10%におさえることができることが示された。
しかし、タバコを吸う習慣があり、治療を受けないでいると、心臓病や心不全、脳卒中のリスクは10倍に、早期死亡のリスクは5倍に跳ね上がるという。
喫煙は早死のもっとも重要な危険因子
研究グループは、スウェーデン糖尿病データベースに登録された、約30万人の2型糖尿病患者の1998年~2014年のデータを用い、性別や年齢が一致する最大5倍の一般集団と比較対照した。
「これは間違いなく良いニュースです。糖尿病のある人は、血糖・血圧・血中脂質・腎機能などを適切に管理できていると、心臓病・脳卒中・早死などのリスクを大きく減少できることが分かりました」と、同大学医学研究所のアイディン ローシャニ氏は言う。
「とくに、タバコを吸う習慣のある人は、禁煙をすることが大切です。喫煙は早死のもっとも重要な危険因子であり、血糖値の上昇は心臓病や脳卒中などの危険因子であることが判明しました」としている。
タバコを吸わない健康的な生活スタイルにより
寿命を最大で7年延長できる
タバコを吸う習慣のある人は、禁煙に取り組み、標準的な体重を維持し、アルコールの飲みすぎを減らすことで、寿命を最大で7年延長でき、健康でいられる期間も長くできるという研究が発表されている。
「平均寿命と健康寿命を短縮する3つの大きな要因は、喫煙、肥満、お酒の飲みすぎです。とくに喫煙は、早期死亡と関連していることが示されました」と、ドイツのマックス プランク人口統計研究所のミッコ ミルスキュラ所長は言う。
「タバコを吸わず、食事や運動などの生活スタイルを見直すことで、お金をかけずに、より健康で長生きできるようになります」としている。
研究グループは、米国の全国的な縦断調査である「健康と退職に関する研究」(HRS)に参加した、50歳~89歳の成人1万4,000人以上の1998年~2012年のデータを解析した。
その結果、健康リスクがもっとも低いグループともっとも高いグループのあいだに、平均寿命に大きな差があることが分かった。もっとも長生きするのは、タバコを吸わず、肥満がなく、適度の飲酒をしている男性で、寿命は平均で11年長かった。
「医療の進歩により、平均寿命は延びていますが、いくら寿命が長くなっても、身体的な制限を抱えて生きなければならない期間が長いと、生活の質は低下します。生活スタイルを改善することは、健康寿命の延長につながります」と、ミルスキュラ所長は指摘している。
引用:糖尿病ネットワーク2024年04月08日
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