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うつ病社員のもろもろの話

思い出のCD。

昨日はなかなか眠れなかった。

無呼吸症候群対策の鼻栓と
舌固定具を購入した。





無呼吸症候群がうつ病の
睡眠障害の原因ではないかと
思ったのである。

鼻栓は悪くはないがブリーズライトと
感触はさして変わらない。

舌固定具は
ゴムのスポイトのようなもので
舌を前に吸い出し気道を確保する
のだが、舌先が吸い出されて痛く
なるので、寝ているうちに外れて
役に立たない。

そうするうちに夜は更けていく。

23時、2時、4時に目覚める。
8時にいったん起きようとするが
すぐに倒れてしまい
10時を過ぎても起き上がれない。
目覚めたらお昼。


昼過ぎに
部屋の掃除でもしようかと
本棚を整理していたら
イタリア歌曲のCDが出て来た。



歌手は
ベニアミーノ・ジーリ(テノール)
1954年頃の録音である。
私はよく知らないが映画にも出演した
著名な方だそうである。

なぜこのCDを持っているのかというと
過去にアマチュアの合唱団に参加
していた事があり、
当時の先生がイタリア歌曲をやろうと
言い出したので参考のために
買ったのだ。

何を歌ったかはよく覚えていないが
アマリッリ
(カッチーニ)
陽はすでにガンジス川から
(A.スカラッティ)
の2曲は覚えている。

「アマリッリ」はお手本として先生が
どっかから歌手(学生さん?)を
連れてきて歌ってもらったが、
お世辞にもうまいと思えなかった。

「陽はすでにガンジス川から」
歌詞を覚えるのに苦労した記憶がある。
Già il sole dal Gange
Già il sole dal Gange
(陽はすでにガンジス川から)
Più charo sfavilla
(一層明るく輝いて)
という出だしも

ヂャァイルそーれェだぁぁガンジェェ、
ヂャッルゥッそゥれェだぁーがんジェ、
ピゥキャァロウーピゥキャァロウー
サゥラビッラ...。

と、
長崎の出島帰りの学者から
オランダ語でも習うみたいに
先生の手本を耳で覚えるのである。

楽譜に書き込みすると
先輩に怒鳴られるのですべて耳。

それでこのCDを購入したのだ。

CDに載ってない曲は
どうやって
マスターしたのか記憶がないが
とにかく
発表会には間に合わせたはずだ。

今このCDを聴くと
録音が古いだけあって
歌い方も
ちょっと古い感じがする。
霧島昇さんか藤山一郎さんが
歌っているみたいだ。
(決してだめだという意味ではない)

個人的には
ルチアーノ・パヴァロッティ氏の
方が好き。




彼の歌う「オ・ソレ・ミオ」は
別格で他の歌手のバージョンを聴くと
少し物足りなくなる。

ジーリ氏のCDもそうで
「オ・ソレ・ミオ」を聴いて
あれ、こんなに大人しい曲だっけ
と思ったものだ。
パヴァロッティ氏はここぞと
いう時にタメるのだ。

しかしCDなんて久しく聴いてなかった。
CD一つにも思い出があるなあ。
と考えてると、

部屋の片付けが全然進まないけど。









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