ウルトラマンゾフィー
彼の冠番組(?)はないが
テレビやマンガへのゲスト出演から
昭和ウルトラマンファンの間では
絶大的な人気がある(と思う)
私はコロコロコミック等の
小学館の漫画でゾフィーの活躍を
読んでおり、そのカッコよさに
惚れたため、今でも
好きなキャラクターである。
宇宙警備隊の隊長である。
(ちなみに大隊長はウルトラの父)
必殺技はM87光線。
M87光線。
(映画ウルトラマンZOFFYより)
呼称表記については
当初は「ゾフィ」と書かれる。
ウルトラマンA(1972年)より
一応発音はずっと
「ゾフィー」なのだが。
iPhoneなのに
「アイフォーン」と呼ぶみたいな。
初めて「ゾフィー」という名前が
定着されたのは
劇場映画「ウルトラマンZOFFY」
(1984年)からである。
(レコードジャケット)
厳密に言えば
この映画は彼の主演作品ではなく
TVのウルトラシリーズの総集編で
ゾフィーは進行役で出演している。
初登場は「ウルトラマン」(1966年)
最終回、
宇宙恐竜ゼットンに倒された
ウルトラマンの前に突然やってきて
自分は
宇宙警備隊の「隊員」だと
名乗る。
そして二人で一緒に
ウルトラの星に帰るのだが、
当時はまだ「同僚」なのだ。
ここから「ウルトラセブン」(1967年)
「帰ってきたウルトラマン」(1971年)
への登場はなく、
「ウルトラマンA」(1972年)で
「隊長」に昇格して登場。
(ウルトラ5兄弟)一番左がゾフィー
いつの間に「隊長」に昇格したのか?
皆さんの職場にいませんか?
それほど現場を踏まずに
いつの間にか管理職になっちゃった人。
実はこっそり試験勉強してたり
上司へのゴマすりが上手だとか。
そういう管理職に限って
現場への口出しが大好きで
たまにしゃしゃり出ると
痛い目に合う。
ウルトラ兄弟の長男、宇宙警備隊長として初めて地球へ助っ人に現れたのは、
「ウルトラマンA」(1972年)
第5話。地底に閉じ込められたエースを
助けに来たゾフィー。
右手首にはめた新兵器
「ウルトラコンバーター」を
弟エースに渡す。
ウルトラコンバーターを受け取る
エース。
すると...カラータイマーが赤から青に。
エネルギーが補充されたらしい。
携帯の予備バッテリーみたいなもんか。
だったらいつも持ってろよ、と
いいたいが。でもゾフィー仕様か?
地上へ出たエースとゾフィー。
エースを地底に閉じ込めた
ギロン人(真ん中)と
彼が操る
蟻超獣アリブンタ(左側)が
迎え撃つ。
そういえば
映画「ウルトラマンZOFFY」内で
映画「ウルトラマンZOFFY」内で
この戦闘シーンを
古舘伊知郎さんが実況しているが
古舘伊知郎さんが実況しているが
蟻超獣アリブンタをみて
「背中にタケノコが2本生えている」と表現していたのが面白かった。
(蟻超獣アリブンタ)
最後はゾフィーがアリブンタ、
エースがギロン人を掴んで、
同士討ちさせる。
「ウルトラマンA」第13話〜14話。
異次元人ヤプールが発した、
偽の呼び出しサインを受け、
ゴルゴダ星へやって来たウルトラ兄弟。
ウルトラマンの弱点である
「絶対零度」下の気温の中で
長男ゾフィーは、弟エースに
「若いお前だけでも地球へ帰れ」
と諭し、
兄弟全員のエネルギーを
弟エースに与え、地球に帰還させる。
兄弟愛を感じるいいシーンだ。
最も
最初にエースに「帰れ」と言ったのは
初代ウルトラマンだけど。
エースを地球に逃がした兄弟達は
ヤプール人によって十字架に磔。
ヤプール人が造ったロボット
「エースキラー」は
ゾフィーから「M87光線」の力を奪う。
昔読んだ漫画だと「M87光線」は
ゾフィーが死に物狂いに特訓して
会得した記憶があるのだが、
こんなロボットごときに
いとも簡単に
コピーペーストされるとは。
何かしゃくだなあ。
で、「M87光線」の試し撃ち。
相手はヤプール人が造った
弟エースそっくりのロボット。
その名も「エースロボット」
エースロボットに「M87光線」が命中。
エースロボットに「M87光線」が命中。
この後爆発する。
無論、次の標的は本物のエース。
この「M87光線」、
紫の光を投げつけるやり方で
ゾフィーの発射する光線とは
何か形が違う。
もちろん
この後、態勢を立て直して
地球から来たエースと
ウルトラ兄弟とでエースキラーは
倒されるけど。
「ウルトラマンA」第35話
超獣ドリームギラスはエースを
湖へ引きずり込む。
水中戦が苦手なエースはピンチ。
地底へ潜れなかったり、水中戦が苦手とか、この弟はとにかくハンディが多い。
そこへゾフィーは弟エースを助けに
大空に現れる。
空に上半身だけ映る。なんか怖い。
右手に持った秘密兵器
「ウルトラマジックレイ」を
湖に投げる。
「ウルトラマジックレイ」は光りながら
水の中に落ちると...
わかり辛いが水がなくなっていく。
つまり「かいぼり」しているのね。
地上戦は任せろとばかりに
元気になったエース。
もちろん後で、水は元に戻したよ。
この他、ゾフィーは
ウルトラ兄弟として
タロウやレオにも登場。
80年代に入り、驚愕の事実が判明する。
80年代に入り、驚愕の事実が判明する。
「ウルトラマン80」(1980年)
放送終了後、
小学館雑誌「てれびくん」
誌上に連載された
謎の戦士
「アンドロメロス」の正体が....
ゾフィーだったのだ!
なかなかのインパクトである。
なかなかのインパクトである。
ところで
「ウルトラマンボーイのウルころ」
(2003年)で
この
「アンドロメロス」(TV版:1983年)
を取り上げた時、
ウルトラマンボーイ
『左胸の勲章は宇宙警備隊の隊長から
貰ったものなんだ』
え?隊長はゾフィーじゃないか?
とすると自分が自分に勲章を与えた
ことになるぞ。
おそらくだが
雑誌でのアンドロメロスと
TV版のアンドロメロスとは
別人なんだろう。
TV版ではウルトラマンの
「ウ」の字も出てこないし。
でもゾフィーのメロス、TV版で
観たかったなあ。