おはようございます。
さて、来院者の訴えで比較的多い膝の痛み。
会話をしていると、膝の痛みはみな同じに思われているよう感じます。それで諦めている人も多いような‥
「年のせい」が膝痛の筆頭原因にされている傾向がありますから、仕方ない部分もあるわけですが‥年配者が皆膝を痛めている訳ではないので‥いやはやなんとも‥(--;)
この膝痛を細かく精査すると、同じように思う膝痛にいくつもの違いが見えてきます。
膝の構造、膝の機能、膝以外の構造、膝以外の機能、
靭帯の安定性、筋の出力、中枢・末梢神経の働き、皮膚を含めた軟部組織の影響などなど‥
チェックすべき項目は沢山。
そして発見された問題を、慌てず順序良く、正確に施術していかねばなりません。
ところで、その中に膝の完全伸展ができなくなっている方がいます。
脚を伸ばしたとき膝が床から浮いており、”がつっ!”とロックがかかります。
これは機能ではなく構造的な問題なので、伸びるようになるのは難しい。
転んだりぶつけたりといった急性外傷によるものだけでなく、
痛みだけをとろうとし、機能性を無視してきた結果と思うものも多いです。
常々思いますが、痛みなどの情動部分だけを取り除く処置は感心しません。
痛みは結果であって、原因ではないのですから‥。
結果としての炎症や痛み以外をまずは探すことが第一歩!
歩行や昇降といった生活を見直し、
いつまでも歩ける膝でいられるよう、大事にしてほしいと思います。
では~。