酒呑みの正しい生活

お友達家族がやって来た(仕込み編)

以前はお気楽に飲みに出ていた自分。

けれども体調がそれを許しくくれません。
表で飲んで何かあったら、それこそ大勢の方々に御迷惑をお掛けしてしまう事になります。

そんな訳で、この日の飲み会も我が家で行う事に。
駅から遠い我が家なので、お友達には本当にご足労願う事になりますが、その分だけでもおもてなしをしたいと思います。


まずは全ての料理の味の決め手となる出汁引きから。

軟水を用意して、しっかりと昆布から出汁を引きます。
一緒に入れているのは、日頃自分が使っている出汁パックと茅乃舎のあご出汁×2。


まるで泥水?と思えるほど濃厚な出汁が引けました。
(金色通り越して、もはや茶色)

昆布からの出汁が濃くて、出汁だけなのにとろみがあります。
何も調味料がいらないくらいに、出汁だけでも味がありますよ。


続いて醤油の仕込み。

出汁引きで使用した昆布を醤油差しに入れていきます。
出汁醤油にさらなる旨味ととろみを足しておきますよ。


こちらは出汁巻き玉子用に、出汁を取り分けました。

これに片栗粉をひとつまみ入れるだけで、出汁巻き玉子が冷めても出汁が流れ出ません。
いつまでもふわふわの出汁巻き玉子が維持出来ますよ。


箸休めの胡瓜のお新香。

飲んでいる時は、肴が濃厚であればあるほど、箸休めが欲しくなりますね。
胡瓜の浅漬けですが、単純に浅漬けにするのでは無く、フルーツ酢と一緒に漬け込みます。


そこに大変な事態が・・・

この日遊びに来るお友達夫妻と同郷のお友達。
地元で養殖している妹さんにお願いしてカンパチを送ってくれました。

このカンパチ、以前にも送って頂いたのですが、脂が載っている極上品なんです。
それを是非とも皆さんに食べて頂きたかったのですが・・・

なんと、到着するのがこの日の夜とのこと。
急遽配送センターまで引き取りに行く事になったのですが、足立営業所とは名ばかり。
住所を聞いたら埼玉県川口市。

仕込みの時間に追われる中、えらいタイムロスをする羽目に。


無事に引き取りに成功。

タイムロスはありましたが、無事に食材が全て揃いました。


見事な魚体。

体高と良い、厚みと良い、何処から見ても文句の付けようが無い最高級品です。
しかも下処理も完璧。
みんな来るまで3時間、急いで卸して熟成に入ります。


鱗落として・・・


3枚に卸して行くのですが・・・

全部は一気に食べられないので、この日は2枚卸しにして行きます。


頭とカマを外して・・・

カマは煮付けにしようと思っていたのですが。


この日はとても食べ切れませんでした。

血合い部分を霜降り処理して、お友達に持って行って頂く事に。
なのに渡すの忘れたっ!


卸した残りの半身です。

魚屋さん程度には卸せたんじゃないかしら?
ってか、こんな断面見ても、一般の方々には腕の善し悪しは解らないですよね(笑)

はい、今回の2枚卸しは100点満点だったと思います。
(自己満足?)


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