先日、鯵の活造りを頂く機会がございました。
とは言っても養殖なので、それほど期待もしてはいなかったのですが。
出て来た活造りは、また見事な包丁捌きで、身が無くなって骨だけになった鯵がお皿で動いています。
氷の上の姿造りで380円。
つい先日までは190円で提供していたんだそうな。
(いいぞー もっとやれ~)
なんて贅沢なお刺身♪
勝手に伸びる自分の箸。
ところがっ!
あれ?
なんだ?
美味しくない・・・
と言うか水っぽい。
恐らく少し前の自分だったら美味しく頂いていたと思います。
ですが、ここのところ毎日熟成したお魚を食べている自分。
その両者の違いにすぐに気が付きました。
締めた魚はいったん寝かせろ。
改めて、この意味がよ~く解りました。
確かに熟成した方が美味しいと、買った魚は全て塩水処理して熟成していましたが。
それらを食べ続けたお陰で、活造りの魚がこんなに美味しくなくなる事を初めて知りました。
船上の漁師さん達は、なんで釣った魚でご飯を食べないんだろう?と疑問に思っていましたが。
漁師さんだからこそ、魚のもっと美味しい食べ方を知っていたんですね。
この経験って、自分が小学生の時に、他人の家でラーメンをご馳走になった気分と似ています。
知らない間に、またひとつ舌が色んな味を覚えておりました。
魚の熟成。
日本人の知恵って凄いね。
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