昨今のニュースを見ると、オレオレ詐欺から始まって、詐欺メール、闇バイトと、ちょっと前までは考えられないような報道ばかり。
日本人って、もっと自分達の名誉や誇りを大切にする民族じゃありませんでしたっけ?
一族の中から犯罪者なんて出ようものなら、家族はもちろん親類縁者に至るまで恥だと考えていたような気がします。
詐欺メールも鬱陶しいけれど、まぁこれは笑いを提供してくれるので、個人的には嫌いじゃ無いかも(笑)
それでも明らかにおかしな日本語だと読む気すら失せるのですが、AIの登場のお陰なのか、頭の悪い日本人が真似を始めたのか、日本語の文章としては成り立っているようなメールもだんだんと増えて来ました。
こんなメールがよく来ます。
これが詐欺メールかどうかを見極めるのに、色んな人が色んな事を言っていますが。
その中でも最も多いのがメールアドレスのドメインを見ろというもの。
ドメインとはネット上の表札みたいなもので、他者と同じドメインを使う事は許されておりません。
メールアドレスは本人を識別するアカウントとドメインで構成されています。
例えば、僕で言うなら・・・
okamoto@xxxxxx.co.jp
こんな感じのメールアドレスになるのですが、okamotoと言うのは組織の中の個人を特定したもの。
続いて@の後ろのxxxxxx.co.jpがドメインと呼ばれる企業などを特定したものです。
詐欺メールは、このドメインが適当なので解りますよ~って説明なのですが。
こんな面倒なチェックをしなくても、メールを見て1秒で判る方法を教えます。
金融機関から個人に送られて来るメールには、必ず貴方の名字と名前が漢字で書かれています。
まずそれを確認してみましょう。
先のメールを見ると、名前どころかお客様各位って書かれてますね。
本当に義務教育を卒業したのか疑ってしまいます(笑)
各位と言うのは特定多数を指す宛名であって、解り易く言えば「おーい、みんなー聞いて」って事です。
個人に何かを喚起させるのに、全員に呼びかけてどーする。
そして最後の敬具。
これは拝啓文の締めに当たる単語ですから、書き始めが拝啓でない文章には用いられません。
そもそも入出金しか管理していない金融機関が、どうやって不正な取引だと判るんじゃい。
お客様のセキュリティは当行にとって最優先事項です。
最優先事項はセキュリティじゃ無くて預金の保護だろ。
三井住友銀行は日本だけで無く、世界中に支店があるぞ。
いったいどこの支店なのか教えてくれ。
他にも笑える文脈が散見されますが、こんな幼稚な日本語に引っかからないよう気を付けて下さいね。
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