嘉手納基地で働いていた仲間達が◯十年振りに集まる同窓会。
懐かしいなぁ。
基地の中はお酒も安いし、BX(売店)で何を買おうかなぁなどとお気楽に考えていましたが。
基地のゲートに到着して、いきなり現実の世界に引き戻されます。
まずはセキュリティパスを発行してくれるセンターに向かう一行。
ここでパスを貰えば、基地の中をある程度は自由に歩き回れます。
(と言っても、立入禁止区域の方が多いけど)
センターに入った瞬間に現実に戻される一行。
物凄く空気がピリピリしています。
そうでした、ここは洒落でも何でも無く、正真正銘の最前線の基地なのです。
昨今の国際情勢から、既に基地内は厳戒態勢に入っていました。
提出しなくてはいけない書類も、基地内に入る理由も、基地内で行く場所も1点の曇りも許されません。
哀れ、1名が弾かれてパスが発行されない事に。
泣く泣く基地内での同窓会を諦める一行。
そうなんです。
基地の中では完全なる治外法権。
パスも持たずにうろつけば、良くて拘束、最悪射殺されても文句が言えないのです。
昔の記憶が段々と蘇って来ました。
現在のセキュリティレベルはかなり高く。
基地の中は勿論、基地周辺での撮影も許されません。
万が一にも隠し撮りをした写真をSNSにでも上げようものなら、それこそ国際問題に発展しかねません。
という訳で、このブログに基地や基地周辺の写真が載る事はございません。
期待していた皆さんごめんなさい。
平和ボケした日本人が今日は何を食べようかなぁなどと考えている瞬間も、米軍は元より自衛隊もスクランブルでどんどん飛行機を飛ばしているのでした。
皆様、本当にありがとうございます。
と言う訳で、まずは気を引き締める為にも、旧海軍壕跡地を訪問します。
高台の上にある壕の入り口。
入り口付近は博物館のような展示がありますが。
中に入ると実際に使用されていた壕がそのまま残されています。
深く下へ続く壕の入り口。
周囲は岩の壁ですが、これを人が重機も使わず掘ったそうです。
水平壕に到着。
壁を見ると、物凄い作業だった事が想像出来ますね。
当時は灯りも薄暗かったんだろうねぇ。
当時の通信機もそのまま残されていました。
モールス信号だけの送受信なのに、装置がでかいっ!
きっと今ならカードくらいの大きさに出来るのではないだろうか?
司令官室で写真を撮ってみる。
こんな所で記念写真なんて撮っても良いのだろうか?
不謹慎極まりない事なのですが、英霊達には心よりの感謝と敬服をしております。
部屋の壁一面に広がる弾痕。
他に選択肢は無かったのだろうか。
当時の司令官は、みな20代?
年配者でも30代くらいでしょうか。
感謝と共に戦争と言う行為を恨みますね。
脇の通路はこんな感じ。
人がすれ違うのが精一杯の幅しかありません。
これらの壕を作り上げた道具がこれ。
気が遠くなるような作業だったのではないでしょうか。
そして最後はここで自決って、あまりにも哀れ過ぎるな。
戦った日本兵はもちろん、米兵のみんなにも同情を禁じ得ません。
こういう歴史から戦争の無意味さを理解して、平和な世界を築きたいよね。
解ってるのかCやRやNKは。
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