Chat GPTの出現以来、人工知能が凄く身近になりましたね。
とっても便利になったけれど、喜んでばかりもいられません。
何故かと言うと、想像はしていた事ではあるけど、犯罪集団も同じように人工知能を利用するから。
お陰で昨今の詐欺メールはどんどん巧妙化しています。
今日はそんな詐欺メールに引っ掛から無いように、詐欺メールの見分け方をセキュリティ専門家の立場から解説します。
参考になったら、騙されそうな知り合いに教えてあげて下さいね。
【世間の情報】
メールアドレス(ドメイン)を見れば見分けがつくとか、該当機関のホームページで判るとか、色々と巷にアドバイスは溢れておりますが。
もっと簡単に、単純で一発で見分ける方法があります。
でも、その前に・・・
【大前提】
まず最初に、金融機関は重要な連絡を電子メールなどで行いません。
必ず相手が受け取ったと証拠が残る郵便物で行われます。
これは証拠として法的根拠が残るからですね。
対するメールなどの通信方法は、見込み通信と呼ばれる連絡手段であり。
送信された見込み、相手が受け取った見込みと言うもので、きちんと送信されたのか、本人が受領したのかが送り手からは確認が出来ません。
つまり、本当に金融機関から来た連絡であったとしても、その内容は重要でないものがほとんどです。
なので、その手のメールは無視してもほとんどの場合は大丈夫です。
【ここを見て】
では、詐欺メールと本物のメールの見分け方ですが。
本物のメールには必ずあなたの正しい姓名が宛名として記載されています。
あなたの名前が記載されていないメールは、間違いなく詐欺メールです。
因みにメールアドレスが本物と同じだったり、メール内の機関のロゴが同じだったりしても関係ありません。
あなたの名前が有るか無いか。
正しい漢字できちんと書かれている事を確認して下さい。
【人工知能】
昭和の世代は、人工知能と言えば鉄腕アトムに登場した電子頭脳を思い浮かべる人も多いでしょう。
こんな物を利用すれば詐欺メールも簡単に作れます。
電子頭脳があれば、簡単に自分はだまされてしまうのでは無いかと不安になっていませんか?
僕は人を騙したりしないよ。
でもご安心下さい。
現在の人工知能ってどんな仕組みになっているのか、解り易く簡単に説明します。
難しい技術や前提は置いといて、現在の人工知能がやっている事は、ネット上にある情報を集めて解りやすく情報を抜粋しているだけです。
逆に言うと、ネット上に無い情報は出てきませんし、自分で想像したり判断する事は出来ません。
なので鉄腕アトムの世界と一緒にして考えないで下さいね。
【なりすまし】
詐欺メールと同様に被害をもたらしているのがなりすまし。
SNSのアカウントや、悪質なところではLINEのアカウントを乗っ取られる被害も続出しています。
これらも人工知能を使った翻訳で連絡して来ますし、知り合いからの連絡と勘違いして思わぬ所に誘導されたりしますね。
ちょっとでもおかしいなと感じたら、相手に以下の事を試してみて下さい。
【相手の見分け方】
相手が本人かどうか、ましてや日本人かどうかを確認するのに、最も有効だった方法を教えます。
質問1
桃が川を流れて来る時の音を聞いてみます。
質問2
亀を助けたら、どこに連れて行かれるかを聞きます。
質問3
松虫の鳴き声を聞いてみます。
どれかひとつ試してみて下さい。
恐らく、質問と同時に相手からの連絡が無くなりますよ(笑)
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