調子に乗って、一週間ほど体調を崩しておりました。
いい加減にしなさいと、かみさんに滅茶苦茶怒られました凹
さて、この日は上野の科学技術館に遊びに来ました。
中は意外と広くて、地球館、日本館と分かれており。
この日の見学は地球館。
じっくり見ていくと、とても1日では周り切れません。
まずは日本が誇るノーベル賞を受賞した博士達のお部屋へ。
色んなジャンルで偉大な先人が受賞されておりますが。
ここでは物理学での博士達が並びます。
知ってる名前ばっかり。 お会いした事はございませんけど。
日本が世界より優れているものと言えば、一番最初に来るのが素材技術。
それらの基礎となる知識は、こういう弛まぬ追求から生まれたんですね。
こんなん、自分とは全然関係の無い世界だろうなぁと思って見学していたのですが・・・
研究内容を改めて見て行くと・・・
素粒子やら陽子、反陽子やら、ニュートリノなど、あれ? どこかで聞いたな。
それも新聞やテレビのニュースで無く、もっと身近で言われたような・・・・
実際に研究リポートの一部を見てもチンプンカンプン。
けれど、これ、確かに自分が何か関わった記憶がある。
なんでだ?
その答えは突然現れました。
中央ドリフトチェンバー、電子と陽電子を衝突させる実験装置。
あ~っ これ高エネルギー研究機構にある実験装置だ。
実際にはこの装置が2kmほど繋がった円状に設置されています。
この中を電子と陽電子を高速でぶん回し、互いに衝突させる実験が繰り返されていました。
その博士達と一緒に仕事をして、実験結果を解析するコンピュータと、結果をまとめておくコンピュータの一部を担当させて頂いたんです。
そうそう、実験内容も超人的な発想で行われていたんだけれど、実際に実験をしている博士達もみんなぶっ飛んでいましたよ。
何しろ実験結果を解析するコンピュータだけでも、とても1台や2台では計算速度が追い付かず、大学の体育館ほどの広さのコンピュータルームに、まるで街のように並べられていましたからね。
ちょっと隣の施設を見て来てよと、思い付きのような依頼をお気楽に引き受けたら、ドイツの片田舎まで行かされた事を思い出しました。
この人達にとっては、実験結果こそが世界中の何よりも優先するのです。
(恐るべし高エネ研)
他にも改めて思い出させてくれる基礎知識。
日頃、何気なく使用している1mって、地球のサイズが基準になってたって知ってました?
ってか、ここで新たな疑問が・・・・
まだ1mという距離の単位すら無かった時に、地球の大きさをどうやって測ったんだろう?
伊能忠政が歩いたのかしら?
そうそう単位と言えば重さも同じ。
最初に長さが決められて、それを基に作られた容器の中に入る水が・・・
って、これも最初に重さをどうやって測ったんだろう?
容器の重さはどうやって引いたのかしら?
なまじ知識の無い人間がこんな事を教えられると、頭が数百年前に戻って悩みます。
このあとに一週間ほど寝込んだのは、単なる知恵熱か?
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