8月14日(土) 「象にささやく男」(ローレンス・アンソニー他)
群れのリーダーを射殺され、強い人間不信に陥った象の群れ。
その群れを私設の動物保護区に引き取った1人の男が、雄大な南アフリカの地で、密猟者たちとの死闘や、山火事や大洪水など自然の猛威に耐えながら、象たちと心を通わせるようになるまでの希有な記録。
8月17日(火) 「朝が来る」(辻村深月著)
第15回本屋大賞の受賞作家が到達した新境地!
長く辛い不妊治療の末、栗原清和・佐都子夫婦は、民間団体の仲介で男の子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて幼稚園に通うまでに成長し、家族は平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、夫妻のもとに電話が。それは、息子となった朝斗を「返してほしい」というものだった――。
8月20日(金) 「かがみの孤城」(辻村深月著)
学校へ通えずにいる7人の少年少女が、鏡から不思議な孤城に通う日々を綴った作品。 繊細な感情描写、鮮やかに明かされるミステリー要素など、作家・辻村深月を代表する感動的な小説となっています。 など、多くの賞を贈られているこの作品。
8月26(木) 「青空と逃げる」(辻村深月著)
深夜の交通事故から幕を開けた、家族の危機。母と息子は東京から逃げることを決めた――。辻村深月が贈る、一家の再生の物語。
8月30日(月) 「スモールワールド」(一穂ミチ著)
朝日新聞 7/24「あるあるから広い世界へ」
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
9月4日(月) 「星落ちて、なお」(澤田瞳子著)
第165回直木賞受賞作!
鬼才・河鍋暁斎を父に持った娘・暁翠の数奇な人生とは――。
父の影に翻弄され、激動の時代を生き抜いた女絵師の一代記
9月17日(金) 「貝に続く場所にて」(石沢麻衣著)
第165回芥川賞受賞!第64回群像新人文学賞受賞
コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明になったはずの友人が現れる。人と場所の記憶に向かい合い、静謐な祈りを込めて描く鎮魂の物語。
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