やまさんのエンジョイ生活 Ver.2

趣味の登山、映画鑑賞、読書を日記風に紹介してます。

8月の読書

2014-08-20 | 読書

8月3日(日)     「ヴァン・ショーをあなたに」(近藤史恵著)

    

  下町の小さなレストラン、ビストロ・パ・マルでは相変わらず、変わり者の三舟シェフが素敵に美味しい料理の数々で客たちの舌を喜ばせ、相変わらずの名推理で客たちの持ち込む謎を解いてみせます。今回の目玉は、フランス時代の三舟シェフのエピソードが二つ。しかもひとつは、『タルト・タタンの夢』を読まれたあなたもきっと作ってごらんになったでしょう、あのヴァン・ショーにまつわる物語なのです。あなたの〈パ・マル〉へようこそ!

「錆びないスキレット」
「憂さばらしのピストゥ」
「ブーランジュリーのメロンパン」
「マドモワゼル・ブイヤベースにご用心」
「氷姫」
「天空の泉」
ヴァン・ショをあなたに」

  本のタイトルになっている最後の作品が印象的でした。

8月4日(月)     「クリファイス」(近藤史恵著)

  

  第10回大藪春彦賞受賞作、第5回本屋大賞では第2位に選ばれたほか、第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作ともなった。自転車ロードレースを題材としたスポーツ小説であり、レース中の事故を巡る推理小説でもあり、主人公の心の葛藤が描かれる青春小説でもある。2010年には、自転車レースの頂点、ツール・ド・フランスを舞台とした続編『エデン』が刊行された。 

8月6日(水)     「凍」(沢木耕太郎著)

  

  最強の呼び声高いクライマー・山野井夫妻が挑んだ、ヒマラヤの高峰・ギャチュンカン。雪崩による「一瞬の魔」は、美しい氷壁を死の壁に変えた。宙吊りになった妻の頭上で、生きて帰るために迫られた後戻りできない選択とは――。フィクション・ノンフィクションの枠を超え、圧倒的存在感で屹立する、ある登山の物語。

 朝日連峰の竜門小屋で語り合った中で登場した登山家、そして沢木耕太郎が書いてるということで読みたくなった。

 

8月11日(月)     「白蓮れんれん」(林真理子著)

  

  「筑紫の女王」と呼ばれた美しき歌人・柳原白蓮が、年下の恋人、宮崎龍介と駆け落ちした、世に名高い「白蓮事件」。華族と平民という階級を超え、愛を貫いたふたりの、いのちを懸けた恋―。門外不出とされてきた七百余通の恋文を史料に得て、愛に翻弄され、時代に抗いながら、真実に生きようとする、大正の女たちを描き出す伝記小説の傑作。第八回柴田錬三郎賞受賞作。

 

8月13日(水)     「告白」(湊 かなえ著)

          

 第一章「聖職者」が小説推理新人賞を受賞した、作者・湊かなえのデビュー作。2008年度の週刊文春ミステリーベスト10で第1位に、このミステリーがすごい!で第4位にランクイン。2009年には本屋大賞を受賞。2010年8月に発売された双葉文庫版は2010年9月13日付のオリコン“本”ランキング文庫部門で歴代1位となり、2010年11月時点で累積売上は210万部を突破した。2013年8月23日付で百田尚樹の『永遠の0』に抜かれて歴代2位となったが、累積売上は2013年8月時点で254.4万部を超えている。

 監督中島哲也、主演松たか子により映画化され、2010年6月に公開された。

 

8月18日(月)     「青の炎」(貴志 祐介著)

   

  櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

 映画化決定! こんなにもせつない殺人者がかつていただろうか。

 

 ここからの漫画を読むきっかけとなったのが、8/10の朝日新聞の天声人語であった。手塚治虫の代表作『ブラック・ジャック』から「やり残しの家」が内容とともに紹介されていた。昨年出た作品集「漫画家たちの戦争」シリーズを図書館から借りてきた。

8月19日(火)     「漫画家たちの戦争 子どもたちの戦争」(金の星社) 

   

      「屋根うらの絵本かき」 ちばてつや    「疎開っ子数え唄」 巴里夫

      「白い雲は呼んでいる」 永島慎二     「荒鷲ゴンちゃん」 わちさんぺい

      「少年マーチ」     小沢さとる    「山ゆかば!」   あすなひろし

      「八月の友人」     石坂啓      「ストライク」   広兼憲史

 

8月19日(火)     「漫画家たちの戦争 戦争の傷あと」(金の星社) 

   

    『ドラえもん』から「ぞうとおじさん」 藤子・F・不二雄  「雨の中のさけび」   樹村みのり

    「すきっ腹のブルース」        手塚治虫      「焼けあとの元気くん」 北見けんいち

    『cocoon』から「暗闇とペン先」     今日マチ子       「愛と炎・東京大空襲」 巴里夫

    『三丁目の夕日』から「台風の夜」    西岸良平                 「少年たちのいた夏」  北条司

    『寺島町奇譚』から「日和下駄」     滝田ゆう

 

8月20日(水)     「漫画家たちの戦争 未来の戦争」(金の星社) 

  

                  「くだんのはは」   石ノ森章太郎     「落雷」    星野之宣

       「地上(うえ)」   山上たつひこ     「飛ぶ教室」  ひらまつつとむ

       「百鬼夜行」     諸星大二郎      「THE WORLD WAR 3 地球 THE END」  松本零士

      「山の彼方(あなた)の空紅く」 手塚治虫   「ある日……」 藤子・F・不二雄

 

8月20日(水)     「漫画家たちの戦争 原爆といのち」(金の星社)   

  

                   『ブラック・ジャック』から「やり残しの家」 手塚治虫   「おれは見た」  中沢啓治

       「地獄」     辰巳ヨシヒロ        「久平とねいちゃん」  赤塚不二夫

       「星はみている」 谷川一彦         「黒バットの記録」   貝塚ひろし

 

8月21日(木)     「漫画家たちの戦争 原爆といのち」(金の星社)

  

            「白い旗」          水木しげる      「大将軍 森へ行く」     手塚治虫

       「死者の行進」       楳図かずお      『寄席芸人伝』から「噺家戦記 柳亭円治」   吉谷三敏

         「戦場交響曲」       松本零士           「母について」      比嘉

                    「戦争 その恐怖の記録」  白土三平        「5人の軍隊」     秋本治

 



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