5月9日(日) 「おれたちの歌をうたえ」(呉勝浩著)
「あんた、ゴミサトシって知ってるか?」
元刑事の河辺のもとに、ある日かかってきた電話。その瞬間、封印していた記憶があふれ出す。真っ白な雪と、死体――。あの日、本当は何があったのか?
友が遺した暗号に導かれ、40年前の事件を洗いはじめた河辺とチンピラの茂田はやがて、隠されてきた真実へとたどり着く。
『スワン』で日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞を受賞。圧倒的実力を誇る著者が、迸る想いで書き上げた大人のための大河ミステリー。
6月4日(日) 「思い出が消えないうちに」(川口俊和著)
シリーズ100万部突破! 映画化もされたベストセラー、待望の最新刊!
伝えなきゃいけない想いと、どうしても聞きたい言葉がある。
心に閉じ込めた思い出をもう一度輝かせるために、不思議な喫茶店で過去に戻る4人の物語――。
6月10日(木) 「悲しい話は終わりにしよう」(小嶋陽太郎著)
生まれ育った松本から出ることのないまま大学生になった僕は、附属図書館のくたびれたソファで寝るか、数少ない友人の広崎と吉岡さんと慣れないビールを飲んで時間をつぶす毎日を送っていた。
季節とともにまわりはどんどん変わっていくのに、あの日のことを忘れられない僕は、ずっと動けずにいて――
友情、淡い恋心、ちぐはぐな心とからだ――
痛みと絶望の先に差すかすかな光のまぶしさに胸がひりつく、著者新境地の青春小説!
7月3日(土) 「数学者の夏」(藤本ひとみ著)
天才的な数学の才能を持った高校生、上杉和典は校内の理数工学部に所属している。今年から部員でリーマン予想の証明に取り組んでいたのだが、和典は皆で議論を戦わせながら進めていく方針にどうにもなじめない。皆は合宿でリーマン予想に取り組むというが、和典はひとりで証明に挑戦するため、長野の山奥で夏休みを過ごすことにした。ここは古くから高校生や大学生、予備校生を対象に学生村を開設しており、和典の学校でも募集の告知があった場所の一つだった。
7月4日(日) 「ひきなみ」(千早茜著)
朝日新聞6/5 「緑化される人間 妖しく爽やか」
7月9日(金) 「灰の劇場」(恩田陸著)
朝日新聞5/1 「重なる虚構 変容する白の心象」
「私は確かにその二人を知っていた。もっとも、私はその二人の顔も名前も知らない。」恩田陸の新境地となる、“事実に基づく物語"。
26年の時を超え、恩田陸、デビュー当時からの「宿題」が、ついに長編小説として刊行
7月10日(土) 「植忌引」(星野智幸著)
7月27日(火) 「沈黙の終わり」(堂場瞬一著)
朝日新聞6/19「迷宮事件を追う忖度なき記者魂」
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