ねるまえとねおき

ねるまえみたいにいろいろ考える自分と、ねおきみたいになんもかんがえない自分の思ったことを、思いついたときにかきます。

恵まれ者

2006-04-22 22:40:45 | Weblog
ここ最近、なにかわからへんけど、あまりよくない感情を抱いてた。
とりあえずそれは負で、自分にとってはよくない部類の感情ってことはわかる。
でもそれ以上の情報はない。

思えば大阪にいるときは、親のありがたみなんてほぼわからず毎日なにか閉塞感を背負って生きていました。家族っていう中で、自分以外の人間が自分の行動範囲とか思想範囲を狭めさせてるような気がしてた。特にうちは周りの友達とかと比べたら教育熱心な家庭で兄弟も三人やったから、いろんな制約があった。その不自由さがすごい嫌で大学生になったら家を出ようと中学のときから考えてました。

その願いもかなって北海道に来て一年。
分かったことは、結局自分の範囲を狭める周りの壁を作ってたのは親でもなく、兄弟でもなく、自分やったってこと。
この一年でそれに気付きました。自分で壁を四方に作って、天井も作って、頑丈なドアも一応作って、なんで部屋が暗いのか、なんで部屋が狭いのか。
一人でずっと悩んでた気がする。自分でそういう部屋に作ったのに。
時々、別に暗くないんちゃうんとか、別に狭くないんちゃうんとか思ってみる。
でも、そうやって思い込んでみても、結局しばらくしたら暗くて狭い部屋やったってことに気付くんよね。

世界には、こんな風に自由に自分の部屋を設計できない人もいっぱいいる。いろんな、なくすことのできない制約があって。決まった広さの部屋でしか生きていかざるおえない人が。
それなりにまともな親のもとにうまれて、ご飯も不自由なく食べさせてもらって、学校も自由に行かせてもらって、友達にも恵まれて、部屋の大きさも、明るさも自由に設計できる僕は恵まれ者です。

よし、ちょっとずつリフォームしていこう。