ねるまえとねおき

ねるまえみたいにいろいろ考える自分と、ねおきみたいになんもかんがえない自分の思ったことを、思いついたときにかきます。

数字で測れないものの価値

2013-08-14 11:09:16 | 仕事
最近、そういうものに興味を持っています。

自分は理系人間で、生物系の学部を出ましたので、
研究対象はもちろん数字で測れるものでした。

今、会社に入っても、やはり、数字で測れるものが物事の主流です。

数字は、論理や自然科学、具体性などと相性がいいので、
数字で話すと色々な人が理解しやすくなる利点があります。

「売上げが去年より少し伸びました」
「新しいデジカメの画素数は旧モデルよりもかなり多くなりました」

というよりも、

「売上げが去年より10%伸びました」
「新しいデジカメの画素数は旧モデルの2倍多くなりました」

という方が具体的にイメージしやすいですよね。


一方で、人間の気持ちとか感性とか、そういうものって、
なかなか数字で表現するのが難しいです。

「ディズニーランドはUSJの2倍楽しい」
「僕の君の愛する気持ちは去年より10%も高まった」

とか言われても、ちーん、、て感じですよね。


例えばフィギュアスケートやシンクロの点数や、骨董品の鑑定など、
感性的な魅力(価値)を数字で評価することはできなくもないです。

でもそれって、評価する人に依って結果が変わってしまったりして、
先に述べたような、誰が測っても同じ客観性のある数字とは異なります。

カラオケで歌った時、点数を出してくれる機能もあり、
テレビ番組で歌うま素人がプロ歌手に勝ってしまったりすることもありますが、
一視聴者として、やっぱりプロの方が上手いんじゃないかと思ってしまいます。

アンケートで感想を聞くこともできます。
でも、本人も気づかないような深い心の奥で感じた気持ちをアンケートに書くのは、
難しいです。

「あなたが最近最も感動した映画の感想を、そのままアンケート用紙に書いてください」

自分の心の中の事でも、どこまで正確に書けるのかという問題があります。

感動した 5 やや感動した 4 ふつう 3…

で5を付けても、それがその人にとってどんな感動だったのかは分かりません。


やはり、気持ちや感性をを無理やり数字に置き換えるのは、
なかなか難しそうです。


でも、でもです。


おいしさ、居心地の良さ、気持ち良さ、美しさ、楽しさ、ワクワク感…

企業がお客さまに売っているものの多くは、心を動かすものやサービスです。

そして、世の中に同じようなものやサービスがすぐに溢れる時代、
この数字で測るのが難しい気持ちや感性をいかに動かすことができるか、
というのが、キーポイントな気がします。


数字で測れないものの価値をいかに捉え、
再現よくビジネスに活用していくのか。

難しいけどやりがいのある問いだと最近思います。




とまぁお盆休みに色々考えていますが、
明日から北海道に帰ります!!

まっててね、北海道&ライジング!