名古屋駅前高層ビル (17km)
40年前には四日市コンビナートや近郷の企業から吐き出される煤煙で何時も名古屋の空はヘイズとスモッグに覆われ、時には王子製紙の悪臭がコックピット内に流れ込
んでくることもしばしばでした
航空機の試験飛行は必ずVMC(有視界飛行状態)でないと許可されないのですが、40年前の当時は小牧基地に帰ってくるのに飛行視程(Flight-Visibility)が2~3km位
しかないため自分の真下にある地形を視認して自機の位置を確認しながら飛行場にたどり着いていたのです
風の弱い日には連日、実際の飛行視程は5kmを下回りIMC(計器飛行状態)が続いておりました
最近の名古屋は随分と環境が改善され、昨夜はベランダから伊勢湾の向こうの青山高原辺りの灯りまで見えるくらいきれいでした
今日(5/20)も朝から北風が吹いて遠望のきく素晴らしい好天になりました
思わずデジカメ(IXY-900is)を取り出し、ベランダから名古屋駅前ビルと名古屋ドームを撮ってみましたので紹介します
名駅前のビル群の後方(自宅から南西の方角)には鈴鹿の山並みがきれいに見えます 勿論この右方に在る養老山系から伊吹山も遠望できます
また、一方の名古屋ドームがベランダからこんなに間近できれいに見えるたのです
団塊世代の皆さんが第一線から去りゆく時代になってきましたが、彼らを含めて先人達が 「公害」 「公害」 と騒いで改善のため日々地道な努力を続けてきてくれたお陰
だと思います
ジェット戦闘機を操縦して試験飛行に飛びたつ今の若いパイロットの方々はきれいになった今の名古屋の空を見上げてきれいな空気のありがたさを実感し感謝の気持ち
を持って欲しいと思います
名古屋ドーム (14km)
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