理想を掲げて海原えゴー
外部では頭の悪い学生が恋を語りその冷気で
結露で、窓が曇る。
其れで俺、実に幸福?
茶渋が跳ねる 手袋が落ちる
そら外界では、青ぞらの下で真っ赤な嘘&地獄 (其れが奇麗でえ)
燃えるキリシタン、泡沫の社会、泡沫の人民
俺は云うた「所得で真価を定めないで差しあげろ」
「生業(なりわい)で真価を誤らないで差しあげろ」
窓が曇る、罪が漏れる 闇が跳ねて汚らしい
此れに共鳴した俺ら、虫螻同然の聖人どもを引き連れて、社会を全うする君ら適合者が大敗した残骸・肉片が下品に無惨に飛び散った窓の、その逆へ歩行、可哀相でぇ憐れぇ、とか思いつつ考えつつ、尻目に祈りつつ逆、逆ですよ逆、人生の浴室に入り、理想を掲げて海原えゴー、罪をバック、
俺の浴室は海原に繋がっている。
窓に何度も何度も繰り返し敗北が飛び散って居る。
窓が曇る、が でも、もう、俺ら
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