私の風邪は特別に重症なものでもなかったので、 いつものように二、三日で治るものだと思っていました。
読みたかった雑誌を親に本屋さんで買ってきてもらって、お布団の中でそれを読みながら「早く学校に行きたいなあ。塾にも行きたいなあ」と思っていました。
そして予想通り、数日で私の風邪は良くなりました。
普通ならばこれで元の生活に戻って行けるところです。
ですが熱が下がり咳も治まったその頃から、私の体はそれ以上の異変に襲われ出しました。
これまでに経験したことのない異様な倦怠感、疲労感、脱力感、動悸、耳鳴り、目眩、そして激しい頭痛。
それでも風邪はもう治ったのだからと、私は学校に通いました。
「病み上がりだからしんどいんだ」という親の言葉を信じて。
ですが、体調は一向に良くならないどころか、悪化の一途を辿ります。
徒歩数分の距離にある学校まで歩いて行くことも、席に座って授業を受けることも、それまで普通にして来た生活の全てが、私にとっては苦痛に満ちたものになってしまいました。
ある日の下校時、辛い体を引きずりながら学校の廊下を歩いていると、突然目の前の景色が緑色になり視界が歪みました。
しばらくするとその症状は治まり、元の視界に戻りましたが、一向に良くなる気配のない体の不調に、何か自分の身にとてつもないことが起きているような気がして、不安に襲われました。
それでも、まさかこの先何十年も普通の生活を奪われる人生が私を待ち受けているなんてことまでは、到底その時の私には想像することさえ出来ないことでした。
読みたかった雑誌を親に本屋さんで買ってきてもらって、お布団の中でそれを読みながら「早く学校に行きたいなあ。塾にも行きたいなあ」と思っていました。
そして予想通り、数日で私の風邪は良くなりました。
普通ならばこれで元の生活に戻って行けるところです。
ですが熱が下がり咳も治まったその頃から、私の体はそれ以上の異変に襲われ出しました。
これまでに経験したことのない異様な倦怠感、疲労感、脱力感、動悸、耳鳴り、目眩、そして激しい頭痛。
それでも風邪はもう治ったのだからと、私は学校に通いました。
「病み上がりだからしんどいんだ」という親の言葉を信じて。
ですが、体調は一向に良くならないどころか、悪化の一途を辿ります。
徒歩数分の距離にある学校まで歩いて行くことも、席に座って授業を受けることも、それまで普通にして来た生活の全てが、私にとっては苦痛に満ちたものになってしまいました。
ある日の下校時、辛い体を引きずりながら学校の廊下を歩いていると、突然目の前の景色が緑色になり視界が歪みました。
しばらくするとその症状は治まり、元の視界に戻りましたが、一向に良くなる気配のない体の不調に、何か自分の身にとてつもないことが起きているような気がして、不安に襲われました。
それでも、まさかこの先何十年も普通の生活を奪われる人生が私を待ち受けているなんてことまでは、到底その時の私には想像することさえ出来ないことでした。
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