筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と生きて

十歳で小児筋痛性脳脊髄炎/小児慢性疲労症候群を発症。病と共に生きて来た記録。

苦難

2022-08-01 18:36:44 | 闘病記
最初に風邪で体調を崩してから二ヶ月。
周囲の大人たちによって不登校だと決められてしまってから、私の日々は厳しいものになりました。
私が不登校であることを母は許すことができず、私に対する態度はとてもきついものになりました。

当時の私は毎日酷い頭痛に襲われ続けていましたが、座薬を入れてもその痛みは一向に和らぎませんでした。
そんな私を母は、「そんなに痛みに弱くてどうするの!!」と罵倒しました。
その頃を振り返ると、私の存在自体が母にとって腹立たしいものであったように感じます。

学校に行けなくなってしばらく経った頃には「普通は病気というものは安静にしていれば良くなるものだからしばらく安静にさせてあげたのに、それでも良くならないなんて!」と怒られました。
些細なことで力任せによく背中を叩かれ、叩かれた後は吐き気と腹痛に長い時間襲われて辛かったことを覚えています。

その頃寒い地方に住んでいる母方の祖母が、春までの間一時的に私の家に滞在していたのですが、ある夜隣の部屋からふすま越しに、母と祖母の会話が聞こえてきました。
「欲しがっていたものを買ってやったら学校に行くようになるかと思って買ってやっても何も変わらない。親なんて本当に馬鹿馬鹿しい。」と母は言いました。
そして私の妹の存在が救いだとも。
「私は親を悲しませてしまう存在なんだ」と自分のことがとても悲しくなりました。


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