『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

次の時代に叶う夢

2018年02月10日 | 昼行燈より愛をこめて
夢を描くことは、
子どもの特権みたいなイメージだけど、
きっと、大人にとっても、
とても大切なことだ。

自分がポジティブになれてどうこう、
とかいう意味じゃなくて、
ホントにもっと大きく、大事なことだと思う。

自分の夢を描けば描くほど、
それが叶わない自分や社会に、もどかしさを覚え、
自分の夢が叶わないことにうなだれる。

だけど、そこは開き直るのだ!

夢が叶うのは、きっと、まだまだ先の話。
たぶん、自分が生きてる間に叶えるのはムリで、
次の時代の人が叶えてくれる。
うん。そうだそうだ。

この時代では、全然問題にされないけど、
まぁ、それでいいのかな。
時空を超えた役割分担、なのかもしれないな。
なんて、最近思ったりします。

ここまで言うと死生観みたいな話になるけど、
今描く願いは、次の時代に叶うんだよ、きっと。
そう考えたら、ちょっと楽しいし、
「生きてることはムダじゃないな〜」と思える。

だって、歴史を見てみたら、
いつだって、そうなってるもの。
マジで。

たとえば、原始時代に生きた人は、
「ちゃんと食べ物が欲しい!」と思っただろうし、
それは、次の世代に稲作で実現した。

稲作の時代の人は、
「台風が来ても食べていけるようストックしたい」
と思っただろう。
それで階級が生まれたけど。

次の時代には
「もっと自分のストックを増やしたい!」
という願いが叶って、
力を持てば上に上がれる、戦乱の世になった。かな。

その次の時代の人は、
「戦はイヤだ、平和がいい」と思って、
戦が終わり、
その反面、身分は固定した。

次の時代では、
「王様とか奴隷とか、武士とか農民とか、おかしいやん!
自分で仕事を選びたい。伴侶も決めたい。
好きな勉強をしたい、旅行もしたい」と思って、
今、そんなことも叶っている。

んで、次の時代に向けて、
私たちは何の願いを描くのか。
もう、今の状態が最高で、満足なのか?

物質的な豊かさはこのままに、
精神的な豊かさをもっと充実させたい。

貧富の差を解消して、
誰でも安心して生きられる社会を。

役立つ人だけが尊重されるんじゃなくて、
一人ひとりが尊重される社会を。

…いろいろ、願いはある。

今、役立てる能力や立場の人は、
この時代を進める役目を果たしてくれる。
今、役立ちにくい能力や立場の人は、
「こういう社会がいいな」と思い描くのが仕事かも。

能力に関わらず、
次の社会を、今よりよい社会を思い描く人が
どの時代にも、一定数居たはずだし、
今も必要なはずだ。

そういう願いを持つ人や、
今の時代に生きにくい人のまわりにいる人は、
次の時代にその願いが叶うよう、
できるだけビビッドに描くべし!

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