『べてるの家の「非」援助論』っていう本が、
めっちゃおもしろいの。
精神病院に入院してた人たちが
町で会社を作って仕事をしていくんだけど、
その過程で、アレコレ関係性を作ったり、
事件を起こしたりする話なんだけど。
「精神病院に入院」とか言われると、
自分は関係ない、なんて気がしてたけど、
もう、全然他人事じゃないのね。
むしろ、うらやましいくらいの世界。
サブタイトルが
「そのままでいいと思えるための25章」。
そうだな~。
ピンクのタオルはピンクのままだけど、
人間は、変わっていく存在だから、
変わりたいと思ったら変われるはずだよね。
ただ、現在地を知らないで変わるのは、
ちょっと難しい気がする。
現在地がどこなのか、それをまずわかるための
「そのままでいいと思えるための25章」。
他の人に都合よく「治る」ことを強制されない。
最初から最後まで、自分がどうありたいか。
それを意識して生きていけるなんて、
結構理想的な社会なんじゃないでしょうか。