『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

土井善晴『料理と利他』より、一言

2022年05月01日 | 『自由の哲学』
ここ何か月か、地球が育んだ命を食材にする人、運ぶ人、料理を作る人、そして最終の食べる人とが、感謝のバトンでつながってるイメージを、描いていました。2020年の冬に出た本『料理と利他』。大好きな土井善晴さんと中島岳志さんの対談本ですが、これが、私の感覚にピタリとフィット!「そーなのよそーなのよ!」と、線を引きまくりながら読みました。土井善晴さんは料理の人だけど、民藝が出て来たり、悟性が出て来たり、は . . . 本文を読む

シュタイナーのOSとアプリ

2022年03月10日 | 『自由の哲学』
いろんな勉強をすると、自分の出来ることが増えて楽しい。最近だと、ごはん作ることが多いので、ごはんを作っていると、妙に楽しい。土井善晴さんの影響もあって、地球と人間の間に立って、自然の恵みを、おいしいごはんに変える役目。作る人、食べる人との共同作業。食べてもらって嬉しい。食べて嬉しい。とか考えると、うん。飯炊き係っていいねぇ~!それはいいけど、私にとって、シュタイナーの勉強、もっと言えば、自由の哲学 . . . 本文を読む

人間を学ぶ身近なテキスト「自分」

2022年01月26日 | 『自由の哲学』
毎月1回集まって、自由の哲学を1章ずつ読み解いて行く勉強会。好きな本なので、自分の言葉でしゃべりたい。そして、一緒に「おお~!」って感動したい。ので。昨日は『自由の哲学』の最終章を、話の区切りごとに図解しつつ、ていねいに(自分比)読んでいた。まぁ、勉強したところで、相変わらず、たどたどしい説明だけど、でも、自分なりに身の回りのこと(具体)と、本の事(抽象)を重ねて、「それって、このことだよね」の例 . . . 本文を読む

昭和の常識は、今なら犯罪レベル?

2022年01月24日 | 『自由の哲学』
子ども(中3)が、「ぼくらの七日間戦争」という映画を見ていた。なんとなく私もヨコで見ていたんだけど、30年も経つと時代が変わっていて、自分の若い頃に見ていた感覚と全然違って、その変化がおもしろかった。好きな男の子の決意を横で見ていた女の子が、「私も、飛べるような気がする!」と、静かな決意を込めて言ったのを当時の私は違和感なく自分を重ねて見てたはず。子どもは、それを見ていて、主人公の女の子に自分を重 . . . 本文を読む

50を越えてなお。目指せ自家発電

2022年01月22日 | 『自由の哲学』
今日、しゃべってた60歳くらいの人が、「アンタ、まだ若いから、これから何でもできるね~」と言った。50歳越えて、こんな風に言われたら、ふつー「へ?」って思うけど、この人に言われたら嬉しくなった。だって、この人、60歳になってもなお、新しいことに挑戦しているから。周りは困る事も多いかもしれないけど。そして、そう言われたら私は、ぼんやりいつも思っている「どストライクのことを仕事にしたい」という思いが、 . . . 本文を読む

0歳から100歳までの学校

2021年12月14日 | 『自由の哲学』
今日、出会った人は、70歳くらいのマダム…というか、100年くらい山で生きておられるように見える、森の学校(4月から開校予定)を準備中の、着飾らない先生。先生って言っていいのかな?神戸から1時間の山奥で、木を伐り、竹を切り、畑にして、いい顔をして暮らしておられる。農業と学びの小さなコミュニティ。飼い主がオープンなせいか、犬だって吠えない。勝手に入ってくる初対面の私に「遊んで遊んで~~ . . . 本文を読む

自分たちで読む「自由の哲学」

2021年12月07日 | 『自由の哲学』
「自由の哲学」の読書会を、毎月1回、有志で続けている。大先輩のMさんとは、10年以上前から、7年間かけて、この本の講座を一緒に受けた仲。先生には、みっちり1文ずつ解説していただいた。が、今は自分たちで毎月1章、段落ごとに担当を決めての読書会。今日は、最終章の15章。終わっちゃうのもったいないわ~。「せっかくやから、全ページ読もう!」と、来月もう一度集まり、補遺や訳者あとがきまで読む予定。帰りの電車 . . . 本文を読む

『くらしのアナキズム』松村圭一郎 著 ミシマ社

2021年11月19日 | 『自由の哲学』
ラジオを聞いていたら、著者の方が自著を話す番組をやってました。『くらしのアナキズム』松村圭一郎 著 ミシマ社最初、聞き流していたんだけど、「うわ、これ自由の哲学ぽい!」と、めっちゃ真剣に聞いてしまいました。私たちは、誰か(たとえば国とか)が秩序を用意してくれなくなったら、社会はめちゃくちゃになるんじゃないの?と思い込んでいる。だけど、実は、国や政府みたいな大きなものに頼らなくても、人間は助け合うよ . . . 本文を読む

返事の仕方がわからない 78/100

2021年10月26日 | 『自由の哲学』
昨日書いたように、職場のボスがお茶を点ててくださった。お茶をごちそうになったことは、契約にない出来事だから、私も契約以上のことで返したくて、その日予定していた仕事以上のこと、…普段はしない棚の整理とか、履物の水洗いとか、機械の分解洗いとか…をしていた。契約に縛られるのではなくて、自分の気持ちを自由に表現するために、契約以上のことをしたくて、した。法の下の平等とか、契約と . . . 本文を読む

所属する社会から自由になる方法は? 76/100

2021年10月24日 | 『自由の哲学』
自由の哲学14章の「類と個」を読んでいて、日本という類に属している私が、個として自由になっていくにはどうしたらいいのかな、と考えていました。日本がイヤだから海外に行ってみるってのもアリだけど、日本のことを知らないのに海外に行って、「イギリス、すごい~」とか「ニュージーランドすごい~」とか言ってても、全然自由になれないな、と思って。それならば、日本を知って、そこを消化していく過程で、それはすでに日本 . . . 本文を読む

11年前の予感「この本は私にとって」

2021年06月29日 | 『自由の哲学』
そっか~。もう11年前になるんですね。「自由の哲学」に出会ってから。ブログの昔の記事に、「この本は私にとって何なのか」ってのがあって、11年ぶりに目を通してみました。へぇ~~。読む前に、「この本は私にとってめっちゃ大事」って、予感してたのが、何とも不思議だね!ちょっとビックリしたのがコレ( ↓↓↓ )  生きることは不自由なことだらけ。  学生時代みたいに時間の制約が . . . 本文を読む

改めまして「自由の哲学」の魅力

2021年06月28日 | 『自由の哲学』
このブログのタイトルも「自由の哲学を読む」なんですが、今日、ふと思ったことも、「やっぱりこの本、いいなぁ」ってことでした。私もしつこいな(^^)。なんで、この本に魅かれるんだろう。10年前と今と、変わったのかな?10年前は「これはきっと私にとって大事な本になる」っていう予感だけがあって、中身は全然わかってなかった。だって読み始めてすぐそう思っただけで、まだ中身は数ページしか読んでなかったから。けど . . . 本文を読む

めがね、Come baaaack!

2021年06月27日 | 『自由の哲学』
出先で使って、帰ってきてから、めがねがないことに気付いた。車に乗り込む前には首にかけてたから、どこかにはあるんだろうけど。めがね~~~!!どこ行ったの~~???本も読めない。麺の茹で時間もわからない。さっきは<つめ替え方法>が、くつの替え方※◇に見えた。もう、まったくもって不便だ。ブログを書くのはモニターの文字を大きくすればいいんだけど、一行の行数の感覚が違ってきて、リズムが悪いぞ~~ . . . 本文を読む

疑問は未来への種

2021年06月16日 | 『自由の哲学』
4月からやっている「中学生のハローワーク」の話を聞いてもらってる時、ふと口にしたこと。「疑問って、未来への種じゃないですか?」。勢いで言ってから、「ホントにその通りだな。いいこと言うな、この人」と深く納得した。自分だけど(^^)。こういうのが、「自由の哲学」的に言う「直観」だと思う。自分でも初めて口にするのに、誰もが納得できる真理、ってわかってること。前から知ってることが言葉になって降りて来る、っ . . . 本文を読む

正しいこと言う人がうっとーしく感じる時

2021年06月15日 | 『自由の哲学』
正しい事を言う人と話が噛み合わなくて困る時がある。その人は外の答えをリピートするだけで、その人自身の目的をまったく自覚してないのよ。たとえば、職場で書類や手順が煩雑で、そこまでやる意味がわかんない!なんてこと、よくありますよね?そういう時に「なんでこんなことしないといけないんだろう?」という問いが起こります。正しい人に、素朴に意味を質問すると、「そんなこと考えても仕方ないだろう。決まったことだから . . . 本文を読む