当店HPで毎月性懲りもなく
新作R&Bアルバムをご紹介しているコーナー
『カーステージワンアップ独断と偏見DrivinセレクトCD』
CDを選んでくるのは社長キャプション書くのはわたくし~今月は下記の2枚指定。
いつのまにか29歳になってたのね『キーシャ・コール~CALLING ALL HEARTS~』
今もちょいワルおやぢ『R.ケリー~LOVE LETTER~』
どちらもイマドキR&Bアーティストが多用するエレクトロなエフェクトを極力抑えた
好感の持てるアルバム保存版としてCDゲットしても損はしないでしょう
てなわけで、今月のイチオシ『ラヴ・レター』でございます
あれっ、なんか雰囲気の違うケリーですな。
ライナー表4なんて、こんなですぜ。
気取っております。ですがずっとこのまま、ジョーのように紳士でいてもらいたいですね
で、いつものように当店トップページから拝借
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2010年1月に当コーナーで紹介しました『UNTITLED』以来の新作、R.ケリー『LOVE LETTER』でございます。リリースするアルバムによってそのテイストの変貌振りに舌を巻きますがケリーも既に44歳、ジェイ・Zと喧嘩したりエロネタで叩かれたりも卒業!?とばかりに本作はHIP-HOP色を取り去り50~60’Sのソウル・レジェンドに回帰したR&Bの原点とも云える珠玉の数々は、最近までヤンチャをしていたとは思えない真っ当でオーセンティックなアルバムとなっており必聴です。アカペラでアルバムの全体的な流れを予感させる『LOVE LETTER PRELUDE』、スネアを強調したリズムとクリアで軽めなケリーの歌声がなんだか新鮮な『LOVE LETTER』、マイケル・ジャクソンへのオマージュかと思わせるフェイクがそれっぽい『NOT FEELIN' THE LOVE』、タクシー内の秘め事リリックが唯一微妙にエロを醸し出すアーバンソウル調の『TAXI CAB』、本作内の真骨頂であろうナチュラルなエレキギターのアルペジオと旋律が正しく60年代を髣髴とさせる『WHEN A WOMAN LOVES』、デビュー目前のK.ミッシェルをフィーチャーしたノリノリの70’S風ポップナンバー『LOVE IS』、イントロがまるでかつてのムード音楽のように始まりそれが彼女の愛のようだと切実に歌い上げる『MUSIC MUST BE A LADY』ほか、オーラスにはマイケルに提供したプロデュース曲『YOU ARE NOT ALONE』のセルフ・カヴァーもシークレット・トラックとして収録。タイトルが『LOVE LETTER』だけあって前作『HAPPY PEOPLE』や『CHOCOLATE FACTORY』のラインですがもっとトラッド。日曜日の午前8時からでも流すことができる、暖かくスムージーなアルバムをあのケリーがメイキングできるなんて、懐が深いですなぁ~。R&Bをリスペクトしない方にもオススメですよん。
収録曲:
Tr1. Love Letter Prelude
Tr2. Love Letter
Tr3. Number One Hit
Tr4. Not Feelin' The Love
Tr5. Lost In Your Love
Tr6. Just Can't Get Enough
Tr7. Taxi Cab
Tr8. Radio Message
Tr9. When A Woman Loves
Tr10. Love Is featuring K. Michelle
Tr11. Just Like That
Tr12. Music Must Be A Lady
Tr13. A Love Letter Christmas
Tr14. How Do I Tell Her
Tr15. Bounus Track(You Are Not Alone)
アンチなファンからは2流~3流のR&Bプレイヤーと呼ばれているケリー。
でもそんなことはないでしょう。確かに『WHEN A WOMAN LOVES』のシメで
サンキュ~なんて云っている辺りに軽っぽさを感じちゃいますが
そんなの目をつぶってあげればどうでもいいことですよねぇ。
それよりも、彼がこんなある意味ディズニーランドの雰囲気にも似た美しい作品を
世に送り出したことに感動を覚てしまいますなぁ。
もうグレんでくれ、ケリーの旦那
ほか、キーシャ『CALLING ALL HEARTS』のご紹介は当店HPにアップしておりますので~
ご覧下さいましな