このごろ過ごしやすい気候なので
クルマのエアコンも使わなくても、窓を開ければなんとかなるかも
でも雨が降ったりこの先寒くなることを考えると、
ちゃんとエアコンは使えたほうが良いですよね
などと思った矢先、
ひと夏ちゃんと働いたXK181オペルアストラをお乗りであります
東京都のO様から、『エアコンの風が出ない』とのご連絡を受け
点検を承りました。
車輌チェックをすると、ブロワーが全く回っていません
ACコンプレッサーは作動している様子。フューズ・リレーも問題なし。ということは
ファンモーター焼けか、風量調整を掌るブロワーレジスターがダメなのでしょう
点検のため、それらを確認します。
ブロワー類は、グローブボックス奥にあります。
このお釜のようなモノがブロワーファン。
赤と茶の配線が繋がる奥の先にブロワーレジスターがあります。
お釜は数本のボルトで留まっているのでこれを外します。
ファンを外した右奥を手探りで触るとレジスターがあります。
同時にその上側、外気と内気を切り替えるフラップのサーボモータ横に
レジスターの頭が見えます。
ツメで留まっているだけですが狭く手が入らないので、
サーボモーターのコネクタを外しクリアランスを取り、慎重に取り出します。
摘出
チェックするとファンは問題ありません。
するとこれか~
基部にかなり錆が出ているファンレジスター。
これは空気流量・温度を抵抗値などで調べ、
ファンの風量を決める『Resister≒計器』の役割を持っています。
どうもこの部品があやしい。
GMのEPC(Electric Parts Catalog)で調べます
品番『90512510』。
早速新品をオーダー、取り付けるとファンが元気良く回りました
風量調節も問題ありません復活です
中古車ですとまれにこれが壊れエアコンの風が出なくなります。
ですので疑う1,2位はこれでしょう。
ちなみにこれは以前承ったBMW E39のブロワレジスター。
カタチがだいぶ違う社外品です。純正品の1/3の価格が魅力的です
ほか多種パーツは純正(Genuine)だけでなく
OEM~社外(ThirdParty)まで取り扱っておりますので
メンテナンスでお困りの方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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