◆◆10/22記事◆◆
◆10/22(火) ガザ北部の病院、絶望的な状況に 支援物資も患者の避難もイスラエル軍が阻止(CNN)
軍が包囲しているガザ地区北部、カマル・アドワン病院は、燃料や医療チーム、食料などの物資を届けてくれる国連の代表団が阻止されて病院に到達できず、許可を得てガザ市へ避難させようとした患者13人は、軍によって移送を阻まれ、24時間の爆撃で絶望的な状況だ。サフィヤ医師の声は、背後で鳴り響く激しい爆発音のために途切れがち。ガザ北部で軍は、19日、95人を殺害した。
◆10/22(火) ガザ北部の住民、壊滅的状況に 2週間以上続く包囲で援助届かず(CNN)
ジャバリヤ難民キャンプの男性は、軍の激しい攻撃で、2週間以上自宅に数十人が閉じ込められている。包囲されて17日間、大学教授のイムラン・ジャベルさんの自宅に、家を破壊された女性や子ども、高齢者など80人が身を寄せている。今月6日以来、軍はガザ北部のパレスチナ人が生きていくことを不可能にした。軍は民間人全員にガザ北部からの退避を要求し、ジャバリヤ難民キャンプ内外で爆撃や攻撃を続け、攻撃で死ぬか、病気で死ぬかの二つしか選択肢がない。治療や病院や薬がなくて死ぬか、食料や水がなくて飢え死にするかのどちらかだ。北部の住民に届く人道支援物資は皆無だ。水蒸留ポンプ燃料が届かず、約20日間、水たまりの残り水を飲んでいる。
◆10/22(火) ガザの人々が望むのは「安全」、支援物資ほとんど入らず UNRWA職員(CNN)
空中から投下の支援物資がぶつかり3歳児が死亡した。人々はこれ以上の支援を望んでいない。望んでいるのは安全だ。望んでいるのは、この屈辱、不正義、無力感に終止符を打つことだ。過去5日間で、ガザ北部のUNRWAの施設が3カ所攻撃を受けた。ガザ北部では数十万人のパレスチナの人々が飢餓に直面している。10万人超の人々が閉じ込められちたジャバリヤには物資が入らず、3週間にわたって支援が届いていない。
◆10/22(火) 生きたまま燃えた姿が…世界を驚かせた19歳のガザ青年の悲劇(中央日報日本語版)
ガザ地区の19歳の青年が難民テント村で生きたまま焼死する姿が撮られた映像が公開され、全世界的に怒りが起きている。20日、大学生だったシャバン・アルダルさんは20歳の誕生日の前日、14日、中部デイルアルバラのアクサ殉教者病院の敷地で焼死した。映像には炎に包まれ、無気力に腕を振る姿が映っていたが、戦争の恐怖とガザ住民の悲痛さを示す象徴的な場面になった。
軍は病院団地を空襲し、火魔は病院の駐車場の避難民に移り、彼と母親など数人が死亡した。医療施設を攻撃禁止の国際法を信じ、病院の横にテントを張り、被害に遭った。彼は、医師を夢見て、ガザシティのアルハズアール大学で勉強していた。SNS)で「戦争を止めてほしい」と訴え、オンライン募金サイト「GoFundMe」を通じて助けを求めた。負傷と栄養失調に苦しめられ、ガザ地区からの脱出だけが唯一の生存の道だったが、戦争は夢を奪った。インターネットで脱出資金が2万ドル(約300万円)以上募られたが、5月からラファ検問所を閉鎖され、脱出は失敗に終わった。それでも挫折しなかった。死亡10日前に26人の命を奪ったイスラム寺院への攻撃でも奇跡的に命を取り留めたが、結局は火の中で死亡した。避難民の最後の姿を撮った映像は、イスラエルの戦争に対する国際社会の懸念を増幅させた。
米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使は16日「私たちが見たことを説明する言葉が見つからない。イスラエルはハマスが病院の近くで作戦を遂行したとしても民間人の被害を避けるために可能なすべての措置を取る責任がある」と強調した。軍が北部のベイト・ラヒヤなどを空襲、108人が死亡した。
◆10/22(火) ハマス、集団指導体制に 最高指導者殺害受け 情報筋(AFP=時事)
ヤヒヤ・シンワル最高指導者(61)の後任として、ドーハを拠点とする委員会を任命する方向で動いている。来年3月に予定されている次期選挙まで、シンワル氏の単独の後継者は任命しない考え。イスマイル・ハニヤ氏暗殺後、8月に結成された5人のメンバーから成る委員会が「指導権を握ることになる。5人は、ガザ地区を代表するハリル・ハイヤ氏、ヨルダン川西岸を代表するザヘル・ジャバリン氏、他国在住のパレスチナ人代表のハーレド・マシャル(氏、ハマスの諮問評議会(シューラー)トップのモハメド・ダルウィシュ氏。あと1人、政治局幹部も参加しているが、安全上の理由から氏名は明らかにされていない。 全員、カタールを拠点としている。
◆10/22(火) 数日間のガザ停戦提示か エジプト、イスラエルに(共同通信)
ガザの停戦交渉を巡り、仲介国エジプトがイスラエルに対し、数日間の停戦の見返りとして、イスラム組織ハマスが拘束する少人数の人質を解放する案を伝えたと報じた。その後に停戦期間の延長や残る人質の解放など包括的な交渉を進める考えとしている。
◆10/22(火) 米国務長官、ネタニヤフ氏と会談 中東歴訪で停戦交渉再開目指す(ロイター)
ブリンケン米国務長官は22日、ネタニヤフ首相と会談した。ブリンケン長官が到着する数時間前、ヒズボラはハイファ、テルアビブ近郊にミサイルを発射。戦闘が続く間は交渉しないと表明し、19日にネタニヤフ首相私邸のドローン攻撃を認めた。フーシ派がテルアビブのイスラエル軍事基地を弾道ミサイルで攻撃した。ブリンケン長官は1週間の予定で中東を歴訪。23日にはヨルダン、その後カタールも訪れる。
◆10/22(火) 米国務長官、イスラエル入り 中東歴訪でガザ・レバノン情勢協議(時事通信)
ネタニヤフ政権が20日夜の治安閣議で、2週間の停戦と引き換えに、5人だけの人質解放を求める新たな案を検討した。ヒズボラは22日、戦闘下では「交渉しない」との声明を出した。軍は22日、過去24時間でヒズボラとハマスの標的計約230カ所を空爆した。22日、ベイルート南郊の病院付近への前日の空爆で18人が死亡した。ヒズボラもテルアビブ近郊の軍基地に向けてロケット弾を発射、応酬が続いている。
◆10/22(火) ベイルート南郊に激しい空爆 地下にヒズボラ資産5億ドル イスラエル軍(時事通信)
ヒズボラの資金源根絶を目指す軍は、20日から空爆を強化。全土への攻撃を続けている。20日夜から21日未明、ヒズボラ金融機関30カ所近くを標的にし、21日夜もレバノン各地を空爆。ベイルート南郊のサヘル病院の地下に、軍が9月末に殺害したヒズボラの最高指導者ナスララ師が利用していた地下壕と資産貯蔵施設があり、推定5億ドル(約750億円)相当のドル紙幣と金が保管されているという。
◆10/22(火) ガザ戦闘のPTSDに苦しむイスラエル兵、再派遣前に自殺も 「ガザは息子から出ていかなかった」家族証言(CNN)
4児の父、軍予備役だったエリラン・ミズラヒさん(40)は初めて派兵され、6カ月後ガザでの戦闘での出来事がトラウマになり、別人のようになって帰還した。心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみ、再派遣前に自ら命を絶った。母親は「彼はガザから脱出したが、ガザは彼から出ていかなかった。そしてその後、PTSDのために亡くなった」と語った。軍は、PTSDや精神疾患に苦しむ何千人もの兵士に治療を提供している。が公式に発表しないため、自殺した人数は不明だ。イスラエル建国以来、最も長く続くき、一部の兵士は、別の紛争に招集されることを強く恐れている。