ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

オリーブ収穫中の女性が軍に殺害された。約600本のオリーブの木が入植 者に焼かれ、破壊され、盗まれた オリーブの収穫が西岸の「パレスチナ人数万世帯 にとって生命線なのに」

◆◆10/21記事◆◆

 

◆10/21(月) ヨルダン川西岸入植者、パレスチナ人のオリーブ畑襲撃 国連が非難(ロイター) 
  国連人道問題調整事務所(OCHA)は18日、ヨルダン川西岸で軍がパレスチナ人を殺害したり、ユダヤ人入植者がパレスチナ人のオリーブ畑を襲撃しているとして、「まるで戦争のよう」だと非難した。今月だけでユダヤ人入植者が農家を含むパレスチナ人とその所有物に対して32件の攻撃を行った。ジェニンの近くで17日にオリーブを収穫していた女性が軍に殺害された。収穫が始まって以来、オリーブを含む約600本の木が入植者に焼かれたり破壊、盗難され、オリーブの収穫が西岸の「パレスチナ人数万世帯にとって経済的な生命線」になっている。

◆0/21(月)  イスラエル軍、ハマスのシンワル指導者「最期の瞬間」新たな映像公開 停戦の期待さらに遠のく(ロイター) 
 軍は20日、ベイルートのヒズボラの情報機関本部と武器製造用の地下施設を攻撃、ネタニヤフ首相は前日19日、同氏の自宅がドローン攻撃を受け、「重大な過ち」と非難していた。シンワル氏が16日に死亡、停戦実現の見込みが薄れる中、軍はレバノンやガザへの攻撃を続けている。軍は20日、ベイルートとガザを攻撃。ヒズボラも週末を通じ、ロケット弾の発射を続けた。ガザでは19日、軍の攻撃で地区全域で100人以上が死亡。北部ベイトラヒアにある建物への空爆で多くが犠牲となった。オースティン米国防長官は19日、ガザ地区への人道支援の強化とベイルートへの攻撃縮小をと述べたが、軍は軍事作戦を強化し、次期大統領が1月に就任するまで時間を稼ごうとしている。

◆10/21(月) ガザの新生児28人、脱出後の運命 「死の領域」からエジプトに退避 イスラエル攻撃のシファ病院(時事通信) 
 軍の攻撃が続くガザで昨年11月、地区最大のシファ病院から助け出された新生児らのうち28人がエジプトに退避した。軍は病院周辺を激しく攻撃。水や燃料、医薬品が不足し、連日のように犠牲者が出ていた。国連機関が「デスゾーン(死の領域)」と呼んだ病院から退避した新生児らはその後どうなったのか。
 ガザを脱出した新生児らのうち9人が暮らすカイロ郊外の真新しい養護施設。ほとんどが保護者を伴わずにガザから脱出。付き添った看護師2人が今もエジプトに残り、生活を共にする。「全員生き延びられないと思った」看護師ムハンマド・ラードさん(33)とビラル・タバシさん(34)。ガザの病院で、保育器に4人ずつ入れられ、低体重で骨が浮き出ていた。退避したエジプトで28人のうち10人が死亡。奇跡的に生き延びた「神が命をつないだ赤ちゃんたち」も多くが何らかの障害を抱えている。保護者は自分の子供が退避したことを知るすべがなく、少しずつ確認が進んだが、家族全員が死亡していたケースもあった。保護者と再会できた9人は一部がガザに戻り、残りがエジプトや別の国で暮らしている。
 子供と再会してエジプトにとどまる家族が、政府が提供した住宅で暮らしている。ジャバリヤで暮らしていたシャイマさん(24)は昨年10月30日、爆撃音が響くシファ病院で娘のキンダちゃんを出産した。妊娠8カ月目の早産で、娘は生まれてすぐに保育器に移され、娘の姿を見る間もなく自身も別の病院の集中治療室に入った。娘がエジプトに退避したことを知ったのは、昨年11月に退院してからだった。
 シャイマさんは娘を追ってエジプト入り。「あなたの娘さんですよ」と保育器が並ぶ病院の一室で娘の元に行くよう看護師に促されたが、最初はどの子か分からず涙が止まらなかった。初めて軽い体を持ち上げ、母の自覚が芽生えた。 「キンダを見せて」。封鎖されたガザに残る夫は毎日のビデオ通話で、スマートフォンの画面越しに娘の姿を探している。アラビア語で「山のように強い」という意味のキンダという名は夫が付けた。「夫は娘に一度も会えずに死ぬことを恐れている」。 ガザ市のハラ・アルークさん(25)も退避した娘を追って昨年12月、当時4歳の息子とエジプトに避難してきた。ガザにいる父を慕う息子から「いつお父さんが来るの」と繰り返し質問されるという。息子は「お母さん、銃を買って。そうしたらユダヤ人を撃って、僕が検問所を開ける」と口にすることもある。もし、子供がハマスなどの戦闘員になり
たいと言ったら母としてどう思うのか。シャイマさんも、アルークさんも口をそろえた。「もちろん子供の意志を尊重する」。

◆10/21(月) 【解説】「全力で戦い続ける」イスラエル軍が“ハマスの最高指導者”殺害発表…「カリスマ的存在」殺害で大打撃 バイデン大統領「停戦に向けて前進する時」(FNNプライムオンライン) 
 今回の映像では、シンワル氏は1人で、壁も完全に破壊されむき出しになった建物に座っていて、銃も所持していない。トンネル網の破壊が徹底的に行われている。停戦交渉が進むのではなく、戦闘が強まる。100人以上の人質がいる。軍は今回のシンワル氏の殺害で軍事作戦に自信を深め、人質解放交渉よりも軍事力でハマスのせん滅まで目指す。ハマスも、人質の即時解放は自らの消滅のため、停戦に向かわない。

◆10/21(月) ネタニヤフ氏「国益に基づき決断」、トランプ氏との電話で再表明(ロイター) 
 20日、ネタニヤフ首相がトランプ前米大統領と会談し、。米政権が提起する問題を考慮するが、最終的には自国の利益に基づいて決断すると繰り返した。トランプ氏はネタニヤフ氏にイランへの対応の意見を聞かれ「やるべきことをやれと言った」

◆10/21(月) バイデン氏、イスラエル・イラン巡る取引示唆 攻撃一時停止へ(ロイター)
 バイデン米大統領は18日、対立をしばらくの間終わらせる形でイスラエルとイランとおそらく取引できるだろう、とした一方、ガザではそうした努力はより困難との見方を示した。

◆10/21(月) ハリス氏、ガザ戦闘終結「あきらめない」 機会存在すると強調(ロイター)
 ハリス副大統領は19日、中東問題解決は困難だが、シンワル氏殺害機会をを最大限に生かし、戦争終結と人質帰還に尽力し、あきらめないとした。ガザやレバノンへの攻撃支持のバイデン民主党政権の姿勢がアラブ系米国人や在米イスラム教徒の怒りを買い、激戦州ミシガンで敗北になる恐れには直接答えず、罪のない人々の命が失われている悲惨な状況については今後も発言し続けると語った。

◆10/21(月) 米国防長官、イスラエルのベイルート攻撃「縮小望む」(ロイター) 
 オースティン氏はガラント国防相が国連レバノン暫定軍(UNIFIL)を標的にする意図はないとの説明したとの上で、UNIFILが攻撃を受けないことが重要と強調した。

◆10/21(月) イスラエル、ヒズボラ金融部門攻撃を警告 ベイルート住民避難(ロイター)
 ベイルートで20日、軍は、ヒズボラ・アルカード・アルハッサン協会のインフラへの攻撃を開始するから直ちに退避せよと住民に避難命。ベイルート南郊チヤ地区で10回の爆発の中、建物ががれきと化し、数百人の住民が退避した。、アルカード・アルハッサンはヒズボラの資金管理組織で、レバノン全土に30以上の支部を持ち、15カ所はベイルート中心部とその近郊の人口密集地にある。

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