バスを待っていると見慣れた顔と精悍な角顔の燃料電池バスの2台がやってきました。
1台見送り角顔に乗ります。
広いです。新車ということを割り引いても軋みがなく車内静粛、加速性能もよく快適性高いです。
加速時にモーターの力強い、それでいて静かな回転音を聞きます。
燃料電池車とは一言で言うと水素で走る車ということでよさそうです。
水素を燃やすのか?
そこが少しかだいぶか違うようです。
みんなが知っている(だろう)水の電気分解の逆方向の反応で電気を得てモーターを回すということのようです。
ここで大問題、”逆電気分解”の装置が高度な技術を要すること、そもそも電池にあたる水素の製造が高コストでその沸点の低さが貯蔵・補給を難しくしているようです。
LPガス(=プロパンガス)はその名(Liquefied Petroleum Gas=液化石油ガス)の通り液体として供給されます。
ボンベの中は気体を高圧縮した液体でそれを気化して利用するので効率的な供給が可能です。
水素は技術的にこれができず、気体のままの供給のようです。
世の中は走行中に炭素を排出しないということに盲目的に指向してきました。
最近は生涯の炭素排出量に目を向ける風潮になってきているようです。
つまり走行中炭素を排出しない電気自動車は走行中に関しては圧倒的に脱炭素ですが、車体製作、バッテリー製造、充電のための発電、廃車処分・・と全体構造、生涯を通じて何がエコ、脱炭素かという視点です。
さ~て、今後どんな乗り物が出てくるんでしょうね。