「願興寺」悠久の1200年

最澄縁の願興寺ブログ。2015年には開基1200年祭を予定。本堂、24体の仏像が国指定の重要文化財。

御嵩町ホームページ更新

2012-02-02 17:04:34 | 御嵩町

御嶽宿では、以前にお伝えしたように明日(3日)より、町を挙げて雛飾りが行われる。駅前のさんさん広場には張りぼての大きなひな人形が飾られており、御嶽宿内には住民の皆さんに協力いただいて随所で雛飾りができあがった。願興寺詣でも合わせて多くの方々に観ていただきたいものである。

このところ寒い日が続いているが、これから日々暖かくなるであろうから、皆さんにゆっくりと御嶽宿周辺を散策して戴きたいと思っている。4月の第一日曜は蟹薬師祭礼(願興寺境内)も催される。

また、御嵩町のホームページは、町民の間でも使いにくく、見栄えも悪いと評判が悪かったが、このほど更新されて他の市町村とも肩を並べるまでになった。カテゴリー別に整理された新バージョンのページを皆さんにも是非に見ていただきたい。

今年の節分会

2012-01-27 16:26:47 | 願興寺

今年の節分会は1月8日(日)に開催させていただいた。厄払いには66名の方に来ていただき、まずまずの成果を出すことができたと胸を撫で下ろしている。3年前に御嵩町商工会青年部30周年記念行事に便乗させていただいてから、恒例の行事として取り組んでいる。

以来、商工会青年部の方々には、ご助力いただいており本当に感謝している。寒い時期であり、細々とした行事であるが、毎年続けることにより何とか願興寺を知っていただくことに繋がればと思う次第である。

来年よりは、1月の第三日曜とかの日付を決めて、存続したいと思っている。写真はそれぞれの木札を護摩火にかざしている様子である。本当に気が乗り移っておれば、炎が竜のようになるというが、この写真の炎も確かに竜のように見える。

住職の背中からも気合の程が十分に伝わってくる。この炎、毎月8日の護摩供養でも見られるが、節分会の護摩供養も長く伝えていけることを願ってやまない。

願興寺公式サイト

信玄の祈願石

2012-01-24 12:00:33 | 願興寺

願興寺境内には「信玄祈願石」なるものが残っている。この地域は信玄の先方隊「秋山伯耆守」の付け火があり、願興寺はその類焼で焼失の憂き目に陥ってしまった。幸い、近隣の禅寺である愚渓寺の僧侶たちの献身的な働きにより、現存する24体の重要文化財は焼失を免れたことは公式サイトでお伝えしてある。

願興寺を焼失させてしまったことは、仏教に帰依していた信玄にとっては悔しく悲しいことであったという。願興寺境内にて部下たちを集め、秋山伯耆守」を激しく叱責したという。その上で、信玄は高らかに願興寺の復興を約束したという。それが1572年のことであった。写真は信玄の祈願石である。

残念なことに信玄は翌年の1573年に亡くなってしまう。その後、地元の一庶民であった玉置与次郎の一念発起で1581年に庶民の力を結集して復興を成し遂げた。信玄が復興していたならば、庶民の息吹漂う願興寺とは違った趣の寺院となっていたであろう。

信玄のライバルで、願興寺を本陣のしたことのある織田信長が没するのは、願興寺再興の翌年1582年である。こんな激しい時代の中で一本庶民たちが願興寺を現存させたのである。

対機説法

2012-01-22 11:05:19 | 仏教

仏教には対機説法という言葉がある。或いは往病与薬といういい方でもよかろうかと思う。願興寺の本尊は伝教大師(最澄上人)自刻の薬師如来像であることは、願興寺公式サイトでもお伝えしてある。また、本ブログにも取り上げてきた。

仏教には八万四千の法門があるとされている。多種多様な人間が存在すれば、その多種多様な人間に対処すべき法門が必要というわけである。願興寺本尊の薬師如来の眷属に十二神将がある。この十二神将にはそれぞれに7千の眷属が存在し、その数は八万四千に上る。

ここでいう八万四千という数は、実数としての84000ではないが、多種多様な人間が存在するというがその数が多数という意味になろうか。願興寺には本尊薬師如来があらせられ、日光・月光菩薩の両脇侍が、四天王、十二神将があらせられる。また、その十二神将に眷属がそれぞれ7千あらせられるのである。その総勢は8万4千になる。

また、薬師如来とその眷属群は往病与薬にも通じられており、人の苦を見究められ、その原因を理され、原因を滅するば苦は取り除かれることになり、薬師如来とその眷属群はその術(すべ)を施されるとされる。これは最近の医学である「原因療法」と呼ばれるものに通じるもので、症状に応じて治療を施してきた、「対処療法」とは一線を画すものである。こんな考えが2500年も前の釈迦牟尼仏によって説かれていたのは驚きとさえいえるではなかろうか。

最上の仏さまは如来さまである。確かに仏教ではそう教えてきた。しかしながら、願興寺公式サイトでもお伝えしてきているように薬師如来、両脇侍、四天王、十二神将で構成される「薬師如来の世界」の仏像群は八万四千の法門にとってその対処には、どの一体が欠けても成し得ないものである。願興寺の薬師如来の世界は願興寺内にその世界構造のまま再現してある。多くの方々にご拝顔いただき、複雑な現代を生きる術を知っていただきたいものである。添付写真は願興寺薬師如来世界図である。

センター試験

2012-01-20 13:36:16 | Weblog

先日のセンター試験の不手際には、残念な思いが拭えません。必死に受験に取り組む生徒たちの身になって施行されれば、あのような事態は避けられたように思われます。ともあれ、受験生たちには頑張って初志貫徹してもらいものです。

受験生たちの心のより所として文殊さまも支えてくださると思います。願興寺の文殊さま拝顔をご希望の方々にはお電話いただければ、ていねいに対処させていただきます。今回の写真は願興寺の北300mほどにある妙心寺派の寺院「宝積寺」の文殊さまです。地元に親しまれている文殊さまです。

受験シーズンですね

2012-01-18 11:23:43 | 仏教

先日はセンター試験が行われ、少々問題が発生したようですね。必死に受験した生徒たちには可哀そうなことをしました。必死に頑張ってきた子どもたちにはいい条件で受験させてやりたいですね。

我が御嵩町には、駅からほど近い所に学問に功徳ある文殊菩薩が2つ、存在している。1つはここ願興寺である。願興寺の至宝ともいわれる写真の釈迦如来三像の脇侍「文殊菩薩」である。

もう1つは願興寺の北に徒歩で5分程度のところにある宝積寺である。宝積寺の文殊さまは山門を入ると正面に鎮座されている。地元の受験生の多くが参拝している姿がみられる親しみ深い文殊さまである。

この2体の文殊さまを参拝されれば、受験に際しても思し召しがあるのではと思う。遠方の方でも駅から5分以内で2つの文殊さまの功徳が得られます。「受験生のみなさん…ぜひとも、ご検討あれ」とお勧めする次第です。願興寺文殊さまに拝観希望の際はお電話0574-67-0386でご予約下さい。宝積寺の文殊さまは、境内にありますからそのまま参拝いただけます。

願興寺公式サイト

1月8日(日)は節分会

2012-01-04 18:28:24 | 仏教

来る1月8日は節分会を行います。午前10時より祈祷・厄払い 午前11時30分より豆まきを行います。景品も用意しておりますので多くの方に来ていただきたいですね。よろしくお願いします。
 
願興寺公式サイト

「江~姫たちの戦国~」

2011-10-14 16:29:40 | 願興寺

大河ドラマ「江~姫たちの戦国」の関ヶ原の戦いの場面も終わってしまって、少し気の抜けたような話ですが、願興寺には江の夫「秀忠」とは少なからぬ関係がありました。願興寺公式サイトは、サイト上にてご紹介しましたように寺伝「大寺記」を元に編集しました。その大寺記に次のような記述があります。

「其後慶長五庚子年石田治少輔御誅罰ノタメ 台徳院殿秀忠公、木曽路御進発ノ時、九月十一日当院ニ御本陣を居ラレ、霊像ヲ拝シ玉ヒ、殊ニ台信ヲ傾ケサセ玉フトナリ、此因縁ニヨツテ寺領御寄付アリケルナリ」

これによると、秀忠公…直ちに関が原に駆けつけるなければならぬのに、平野部に入りホッとしたんでしょうね。最澄聖人の布施屋を起源を発する願興寺です。庶民が再興した本堂も最澄聖人の御心は継がれていたのでしょう。広い回廊、広い軒は多数の兵士たちに一時とは云え、深い安らぎを与えてくれたのでしょう。事実、願興寺は寺領百石を賜っていました。

願興寺公式サイト

夏祭り「よってりゃあみたけ」開催

2011-07-28 14:02:52 | 御嵩町

8月6日(土)には、中山道御嶽宿界隈で、夏祭り「よってりゃあみたけ」が開催されます。午後3時より始まり、午後8時くらいまで賑わってます。露店にイベント、盆踊りに最後は花火で締めくくりです。ヨクゾみたけにこれだけの人が集うものだとおどろきます。皆さんも一度覗いてみてください。ケッコウ…いけますよ!!

願興寺公式サイト

御嵩町文化協会十周年記念コンサート

2011-05-14 12:42:23 | 御嵩町

御嵩町文化協会では、創立十周年を記念して東濃実業高校のブラスバンドと名古屋のアンサンブル・コレーグの弦楽合奏のコンサートを5月22日(日)午後1時30分より中公民館にて開催するそうです。アンサンブル・コレーグについては、2008年10月に行われた願興寺回廊コンサートにも弦楽四重奏で出演してもらって、皆さまに好評をいただいた。どちらも名演奏がが期待できそうですから、多くの方々に来ていただきたいですね。