この街は電車で数駅先です。特に観光地でもないので普通は降りるところではありません。が、なぜか降りてみることにしました。小さい駅です。駅を出ると細い通路の左右にオートバイが停めてあるだけで何もありません。
駅から北向きに延びる道路の端を歩くと結婚式の案内が2つありました。たくさんの人が来ることを想定してかその家に向かう路地の角には交通整理係の人が居ます。見ても良いかと聞くとOKでしたので路地をどんどん奥へ進んだ突き当たりにテントが張られていました。
その中ではもうみなさんお食事中。ビュッフェ形式なので来た順番にどんどん自分でお皿に盛って食べます。席は決まっていません。どんどん食べろ食べろと勧められるままにあつかましくも知らない人の結婚式のお料理をいただきました。こう言う日のお料理は特別で、やっぱり美味しいのです。今日は特にルンダンのお肉がとても柔らかくて素晴らしいものでした。
セレモニーを待つ間に雨になりました。お料理を食べて帰る人もあり、来る人もありです。なぜなら今日は日が良いので近所で3つもの結婚式があるのだとの事。結婚式のハシゴです。そんなわけで雨宿りをしながら1時間半テントの下にいました。
雨がようやく止んだ頃、楽団もまだ来ませんしセレモニーも始まりませんのでそろそろ帰ろうかと思ったその時、楽団到着。そして花嫁花婿登場でようやく結婚式らしい事が始まりました。
と言うわけで、おめでとうございます。お二入さん。
そしていろいろ話してくれたり食事を勧めてくれた花婿のお父さんもありがとうございます。そしておめでとうございます。お父さん、シャーアラムで青い通勤バスの運転手を17年されているとか。どこかですれ違っているかもしれません。
マレーシアの場合はこうして見ず知らずの通りがかりでも結婚式のお祝いに参加できるのです。日本だとちょっと考えられません。
今日は"突撃隣の晩御飯"でなくて、結婚式でした。