もんく [とある南端港街の住人になった人]

日本鬼子

"日本鬼子"がYahooニュースで出ているけれども、日本のオタクさんたちもすごいなと感心します。

こう言う発想が他でも必要なんだろうな、とまじめに思うのです。


インターネットの時代が始まった当初、"インターネットを使うと調べ物に便利"などと受身的に捉えている時期が本当にありました。時間が流れて今は受身でなくてもっと"出す"ものに変わりました。そうすると逆に自分のような"受身"の姿勢で始まった年代の人たちは時代に置いて行かれてしまって、どちらかと言うと"この世にさへ存在しない"かのような人間になっています。

Facebookやmixiで検索しても出てこない人は本当に"生きてるの?"とか、"本当にいるの?"って感じになっちゃっています。実際にはインターネットの外にも世界はあるのでそんな言い方は失礼だし偏った見方でもあるのですが、そんな風に感じてしまうのもわからないでも無いのです。


そうなると、いろいろな物事の意味もインターネットで変化します。「日本鬼子」と中国人が日本人を揶揄する言葉が今はGoogleで画像検索すると萌えキャラばかりが出てくるのですから、本来の意味を萌えキャラが圧倒してしまって揶揄でも侮蔑でもなくなってしまったのだそうです。

元々、"オタク"と言う言葉や人だって軽蔑的に使われた言葉でしたが、それがインターネットで世界に伝わると"Cool"になってしまって、これも変質しています。むかーし昔の1990年代終わりに"You've got mail"と言うメグ・ライアンの出た映画はみんながメールを使い始めたころの映画ですが、その時のメールはAOLでした。時代を反映したロマンチックで一流俳優さんも出た映画だったのに2000年代になるとAOLはダサいの代名詞に変わっていました。


こうした事は"変わってしまう"、と言うよりみんなが"変えている"と言うのが近いのじゃないかと感じます。

「日本鬼子」に関してはかなり積極的で"ルール"から変えている感じがします。国と国や人と人の争い方のような方法論さへも変えているのですから、何てクリエイティブな感覚の持ち主が多いのだろう、と感心するばかりです。そうした感覚をもって政治でも職業でも経済でも日常生活でも変えられたら楽しいと思うのです。日本もまだ捨てたものじゃないですね。
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