「ムバラクが犯した9つのミス」と言う題だ。
1)富の分配を怠る
2)汚職の蔓延を容認
3)ビジョンのなさ
4)及び腰の改革
5)長男を後継者に
6)ネットの力を過小評価
7)選挙での不正行為
8)略奪団を送り込む
9)取り巻きを近くに置く
──ブレイク・ハウンシェル
[米国東部時間2011年02月01日(水)17時27分更新]
日本に当てはめるとどうなんだろう?
1)日本ではお金の配分は比較的うまくいっていると思うがチャンスの配分は全くダメだろう。努力も苦労も(その方法が最上とは言わないにしても)報われない。大学を出ていても企業が欲しがるのは未だに従順なバカなのだから。
2)マレーシア人から見ると日本は高度にシステム化されていて汚職の入り込む余地などないだろうと言われるが、実際には汚職や利権絡みのいろいろな事件(事件にさへならないものも多い)と縁が切れた事はない。政治家は利権から甘い汁を吸うためにある商売だと誰もが考えている。
3)ビジョンと言う言葉は日本にはない。
4)改革と言うスローガンは耳に心地良いようだが、日本国民は必ず変化の無さを選ぶので本当に改革じみた事をしようとするとすぐに飛ばされる。
5)政治家の後継者は息子や娘と決まっている。歌舞伎役者と同じ仕組みだ。
6)ネットやハイテク機器よりどぶ板の方が好きらしい。どんなにネット上で罵倒されていても無関心でいられるのはある意味幸せだろう。
7)票の取りまとめを誰かに依頼するのは不正とはされていない。自由意志より別の関係が重視されるのは民主主義なのかと言う疑問も無いではない。
8)これはよくわからない。
9)取り巻きを近くにおいて国民の声をブロックするのは常套手段だ。とりたてて珍しいことでもない。
エジプトではこの程度の事で国がひっくり返るなら日本はもう何十回もひっくり返っていても良さそうなものだ。
....いや、待てよ、死んだ犬には石を投げるものはいないと言うけれど、ひっくり返らないのはそっちの方が原因かもしれないぞ。
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