そろそろ約1万人かあ。以上
こういう記事、新聞などでも扱われる事があるので読んだ方もいるでしょう。
下の記事は少し古いですが、まだ記憶の中にありますよね?
日経ビジネスは会員向けなので前の方しか読めない人もいると思いますが、それでもOKです。最初の方しか大事なことは書かれていなかったです。
これ2つを続けて読んでどう感じますか?
挨拶では10年とか20年みたいな言い方をする部分があります。20年そこで働くと40代に入ります。そこからもう少し経つと、集まれ!で集まったのが、解散!になります。そう言えば、トヨタではないですが、45で出て行けみたいな企業もありましたっけ。
それから、「楽しく仕事をする」、「仕事を好きになる」、「がむしゃらにやる」、これに加えて「やる気」と言う言葉も出てきます。どうでしょう?これらは全て個人における精神活動についての言葉です。
そう考えますと、企業に入る人たちに向けて言っているのは、君たちの会社の意向に沿う精神活動に対して賃金が支払われるよ、と解釈できます。もしそうであれば、これは人間の生き方として正しい事でしょうか?
どう思います?
そして下の記事ですが、50代の働かない社員が溜まってしまって扱いに困ると言っています。40代で課長、部長と昇進するのが理想的なルートですが、当然全員にポジションはありません。反面、年功給が加算されてきていて辞めて他に行くより有利だから辞めないと言っています。
何気なく当然、正しい事を言っているようですが、本当にそうでしょうか?特に若い方、どう考えます?
ここで50代の高給なのに働かないおじさんが問題にされている事の意味は、ただそれだけの意味じゃありません。1つには、いくら勉強してスキルを身につけても年齢が高くならないとその働きなりの報酬にはならないという事ですし、2つにはやる気という精神活動にインセンティブは与えられても、具体的な仕事に関してのマネジメントが無いわけです。つまり、50代だろうが30代だろうが、はたまた60代だろうが必要な仕事を構造化して分割し、最適な人に与えるという事が行われないのです。
50代の人がいて、その人に最適な仕事を常に割り振る責任を会社が果たす事なく、こいつは給料が高い割に仕事をしないから辞めろという目で見るわけです。会社というより、人間としてそれは正しい事でしょうか?
これは別にトヨタだけじゃありません。日本のほとんどの会社はそうです。だからこうしてトヨタの社長が言った事はニュースなどでとりあげられて、トヨタがこう言った的な記事になる事もあるわけです。そして別の記事には「終身雇用はもう維持できない」が出ますが、話として関係付けられて言われる事はありません。
皆さん、頭、正常ですか?