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もんく [とある南端港街の住人になった人]

写実の魅力を浴びて、その先鋭化した未来に何があるか想像してみたが

岡村悠紀さんの展示を見てきた。



写真を見てわかるように、一見これが人が作った物のようには思えない。でもよーく見ると確かに作り物。何と、手法は「陶芸」。物によって関節が動くようになっている。





最初の感想は「どうやって作っているの?」
だって、関節の嵌合が完璧でまるで工業製品のよう。

江戸時代くらいにカラクリ人形を作っていた職人や精巧な虫だったかエビだったかを作っていた職人がいたと思うけれど、その現代版と言って良さそう。しかし、目を凝らして見てもどうやって作っているかが全くわからない。



ただ、一つ思うのは、この先これがさらに先鋭化していくとして、どうなるのだろう?どこまで行けるのだろう?この先に何があるのだろう?ということ。

AIだと次第に人間と区別がつかなくなっていって、将来はある部分で人間を超えるだろうと想像できる。でもこうした「形」を本物に近づけていったところで最終形態は決まっているわけだしなあ???隣に本物のカニを置いたらカニは仲間だか敵だかと認識して・・・はあるかもしれないが。しかし自ら動けない作り物だからカニが絶滅した後にフェイク蟹として海を支配することもないだろうし。

うーん、こういうの作った時に作り手の意図って無くてもコピーは機械的にできるよなぁ・・・とも思ったり。まあ、作家さんの今後に期待ということで。また見る機会を楽しみにしていよう。


ともかく、見事な造形なのでもし時間があれば見るべきだよ。

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