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もんく [とある南端港街の住人になった人]

ガードハウスで昼食を

いつものマレー食堂が今日は閉まっている。それを忘れて(朝車でその前を通るのでわかってはいたが)出ようとしたところで呼び止められた。今日、あそこ休みだよ。

ガードマン、ガードマン。

ここで一緒に食べようぜ。

おお、そりゃ良いね、ゴチになります。


と言うことで、バングラデシュ出身ガードマンともう1人、同じバングラデシュから来てもう3年の作業員からご飯を分けてもらう。幸いにも皿はあり。スプーンもあり。そしてビンに入ったバングラデシュのマンゴーのスパイス漬けあり。誰かが調理したのを分けて持ってきた魚とポテトのカレー、マレー風ルンダンは作業員が朝作って持ってきた。

けっこうイケる。

国を出る前に母親から調理を習ってくるのもいれば、全く習って来ないで適当にやるのもいるらしい。同じアパートに同じ国からの人間が数人で住んでいるからできるのとできないのがいてもだいたい問題ないらしい。中には料理が好きだったり上手くやるのがいるのだそう。

バングラデシュではどの料理もマレーシアより辛いらしい。マレーシアだって日本人は警戒するけれど、多少辛い。これより辛いと言うともうどれだけ辛いかよく分からない位に辛いんだろう。それじゃバングラデシュ行けないなあ。




ありがたくお昼ご飯を分けてもらう前の前のもう少し前の朝、現場管理をやらせている男を捕まえた。ちょっとミーティング。

ミーティングを今朝やらないといけない理由と言うのは、話す事があると言うか...、昨日これをやる事にして他の者も集めたのだが、こいつだけ来なかったのだった。要は逃げていたわけだ。これだけでも十分にマレーシア人らしいが、こちらもしつこい方だから直々に今朝捕まえた。逃げられない。

全くもってマレーシア人、特にマレー人は困難と思われれるちょっとした事からすぐに逃げる。困難と言っても別にイーサン・ハントの任務の1万分の1ほども困難じゃないのだ。だいたい失敗したところで死にはしない。


彼らの困難がどんな物かと言うと、「XXX(人)がこう言った」とか「(自分がこれまで)やった事ない」とか「(頭の中でちょっとだけ考えて)ダメそう」とか、そんな程度だったりする。オマエ、それ本当に困難なのか?、とつい言ってしまう。そんなの無視せい!

どこかの猫に虐められてビクビクのうちのキナコの困難より困難度合は低い。なぜならキナコ、実際に血流して帰ってくるし、そこから病気に感染されて熱出したり下手すると死ぬ可能性もある。それよりずっとマシのはず。

でも本人にとってはノイローゼになるほどの困難なのだろう。ここでひどく叱ったりするとまあ、仕事辞めるが早いかそれとも心の病を患ってしまうかになりそうな気がするよ。最近日本でも職場のそうした問題がけっこう多いとか。ニュースで見ているだけだけれど、どうなんだろう? ネットで見ればそう言う人にどう接するべきかとかいろいろあるのかもしれないけれど、どうしようかな? まだ病気では無さそうだけれど。


もう少し虐めるか?、と言うのは冗談だけれど、一度逃げるのを覚えると将来もずっと逃げ続ける事になるだろうから、ここらへんで逃げなくても良い方法を見に付けさせないと。(キナコは逃げるのを覚えさせたい。)
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