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もんく [とある南端港街の住人になった人]

2つの温度計の表示が違ってて何も感じないとは!

昨日、どうも電気ヒーターで温めているパイプの温度がおかしいと思って、現場管理者に調べさせる事にした。

そもそも彼は自分で機械のメンテナンス関係を主にやりたいと言っているのだ。なので機械に付いている熱電対とその表示器と実際のその部分の温度をデータロガーと別の熱電対で調べるように言った。(熱電対とデータロガーがわからない人は検索して)

やり方は簡単で、データロガーに接続した熱電対を機械に元から付いている熱電対のすぐ近くに貼り付けてから機械の電源をONにして待つだけ。

さて、出てきた結果は.......
機械が認識している温度は約90℃。データロガーは150℃とか180℃とか。

おいおい!......

この場合の「おいおい!」は次の2つの件にかかる事だ。

1. やっぱり機械のセンサーがおかしいってことか? それともデータロガーの方か?

2. この結果見て、オマエ、何も感じないのか?どんな面下げて終わりましたなんて持って来られる?!

特に言いたいのは2番の方。

できましたじゃネエだろ。この温度見て自分がちゃんと測定できましたって自信持って言えるってのか? 何かおかしいだろ。


と言うわけで、次はデータロガーがおかしいかどうか知らないといけないのでお湯で測ってみろ。温度は100℃だ。100℃なら沸騰していてば良いだけなので簡単に測れる。つまり校正が簡単なのだ。

しばらく待って結果を聞く。水温計約50℃でデータロガーは10℃“しか“違わないからOKと言う。

おいおい、なぜ100℃でやらない?! 勝手に省略するな! しかも”しか“ とは何だ?


こう言う時、マレーシアでは多くが 「大丈夫」、「OK」、「問題ない」と言う事を言いたがり、ダメでもそう言った方向の解釈を勝手にしてしまう。普通には50℃で10℃違ってたらダメだろう。それを”しか“ と言う単語でOKに転換してしまう。上司にネガティブな言葉を言うのが極端に怖いのである。


水に温度計2つ入れて測定値が全く違っているのに何も感じない、そのまま終わりましたって持ってくる。 こう言う事に対してだいたいの人はもっと指導したりトレーニングさせれば、と言う。待て待て、そう言う事じゃないだろ。

まず、何ぁ感じるとかおかしいと思うとか、その手の幼い子供でも持っているような感覚について、何をどう指導したりトレーニングすれば良いんだ? そう言うのは幼稚園とか小学校、または親の役目だろ! 何で給料払ってまでそれやってやる必要があるんだ。


と、暗澹たる気持ちになる。
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