もんく [とある南端港街の住人になった人]

奢ってみたり募金してみたり

最後(たぶん最後だったと思う)の肝炎の予防注射をした。

今日は中華の屋台村で夕食。暇そうにしている洋食屋(中国系のおじさんがやってる洋食なので日本で言う日本の洋食のようなもの)のおじさんにブラックペッパーソースのかかったチキンをたのんだ。洋食なのでフォークとスプーンでなく、フォークとナイフで、そしてご飯でなくてパンとコールスローサラダが付いてくる。(KFCをばらばらにしたみたいなメニューだ、と今思った。ソース以外は。)

この手の料理は台湾にもあったが、あちらの味付けは妙に甘かった。マレーシアの方はそうでもない。こちらは昔西洋人が住んだことがある土地だからか? よくわからないが、あちらよりはかなりマシだとは言える。こうしたものもたまに目先を変えて食べてみる。


それを注文してテーブルで待っているといつものお茶の注文のおにいちゃんが来てVサインを出す。今日はVサインじゃなくて1つで良いから人差し指で応答。少しすると氷入り中国茶が運ばれてくる。お茶のおにいちゃんは中国系の店ばかりの中にあってアフリカだか中東だかそちらの方から来たと思しき容貌で珍しい。中国人の中にタイ人が混じっていてもわからないし、それはポピュラーだけれど、中国人の店で黒っぽい人がアルバイトしているのは相当珍しい。中国語のテレビドラマを横目で見ながら仕事をしている。よくわからない。


お茶を一口飲んだところでタクシー運転手のV氏が入ってきた。彼はチキンライス(鶏の出汁で炊いたご飯と炙った鳥)を頼んでからこちらにやってきた。そしてこちらの頼んだものを聞くとその店(屋台村なので屋台)に行きこちらの分を支払って戻ってきた。彼の収入はこちらのたぶん1/3程度(もしかしたらそれ以下)だろうと思う。奢ってもらうことになるのだったらもっと安いメニューにしておくべきだろうが、注文した後だから仕方ない。ありがたくいただいておくことにしよう。

時々マレーシアでは奢ってくれる人がいるのだ。(マレーシア以外では経験していない。)そうだ、何度も言うが、去年初めてマレーシアに来た時のホテル代も食事代もマレーシア人からの奢りだったなあ。


先日、工場のオペレータさんのお父さんが亡くなったと言うことでその近くに働いている人たちがお菓子のプラスチック容器に貯金箱のような細長い穴を開けてお金を集めていたので少額だけ参加させてもらった。その同じ日にタイの工場で洪水被害にあった人たちのために同じようにやはりプラ容器で募金をしている人たちがいた。今日も似たようなプラ容器を持って歩いている人がいた。マレーシアでは何かにつけて募金のような活動を自主的にするのだろうか?


奢るにしても募金にしても気軽にこうして分け与える方法を知っているのだとしたら、それは心にそれだけ余裕があると言うことか。まだ良くはわからないけれども、みんなの行動や話を聞いているとそうかも知れないなと感じる。
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