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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシアの歯医者さん初体験

キャサリンさんが歯医者に行く。

クリスマスイブの日に一人でお菓子をボリボリ食べていたら昔治療した奥歯にかぶせた銀が取れたそうで、今日の午後になってから近所の歯医者に連れて行った。一人で行ける歯医者が良いと言うので仕事場で近所の歯医者はどこか聞いて行ったがキャサリンさんは不満だった。

一人で行けるところが良いと言うからできるだけ近所にしたが、一人で行けると言うのは一人で行っても言葉が通じると言う意味だった。そんなのここから遠い日本人町に行かなければあるわけない。しかもバスがその近くまで行っているとは思えない。だってあそこは普通に考えて車を持っている人しか住めない場所なのだ。

と言っても仕方ないので、一人で"歩いていける"方の歯医者さんに行く。予約はしていない。看板を見つけて入るだけだ。商店街の2階、細い階段を上がったところにあるクリニックだったが中身はとても清潔そうにリノベーションされていて、日本人的に見ても歯医者さんらしい歯医者さんだった。ただ、先生がインド人女性でアシスタントがマレー人女性で受付もインド人女性だってところが違うだけだ。あとはやっぱり拍子抜けするほど普通の現代的な歯医者さんだ。

ちょっとガッカリする。(何を期待していたんだろう、と自分でも思う。)



治療は歯をクリーニングして紫外線で固まる樹脂か何かを貼って銀をかぶせるだけなので簡単だった。待ち時間も30分以内。料金は70リンギット(2000円ほど)。これは日本のような社会保険適用無しの価格。会社が年間100リンギットまで出してくれることになっているので領収書を持っていって会社に出すと全額返ってくるはず。


昔、インドネシアで歯医者に行ったことがあった。田舎町の歯医者さんだったけれどもあっちはちょっと怖い。漫画に出てきた悪い歯に糸しばって抜いちゃえみたいなイメージの歯医者さんだ。歯医者さんも自分でたいしたことができないのを知っているのが救いで、日本に行ったらちゃんと治療しなおしてもらってくれと言っていたっけ。


new palapa-bunga dahlia
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